結婚詐欺の見分け方を解説! 結婚詐欺に多い手口はコレ!

「婚活を頑張っているけれど、結婚詐欺にあったらと考えると不安になる」と悩んでいる人はいませんか? 結婚詐欺は、「結婚したい」という人の気持ちにつけ込んだ悪質な犯罪です。結婚詐欺の手口は巧妙ですが、共通する特徴もあります。

そこで今回は、結婚詐欺師の特徴や見分け方を紹介しましょう。

  1. 結婚詐欺の手口について
  2. 結婚詐欺の被害に遭いやすい人
  3. 結婚詐欺の事例
  4. 結婚詐欺の見分け方や予防方法
  5. 結婚詐欺にあったら
  6. 結婚詐欺の見分け方に関するよくある質問

この記事を読めば、婚活をより安心して行えるようになります。婚活に力を入れたい人や結婚詐欺の手口について知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.結婚詐欺の手口について

はじめに、結婚詐欺師がよく使う手口の一例を紹介します。

1-1.結婚詐欺の目的はお金

結婚詐欺師の目的はお金です。結婚をちらつかせて被害者からお金をだまし取り、お金がなくなると音信不通になります。つまり、結婚したいと思っている人が「多額のお金を貸してほしい」とお願いしてきたら結婚詐欺を疑いましょう。

1-2.男性詐欺師は理想の男性を演じることが多い

男性の結婚詐欺師は、女性から見て理想の結婚相手を演じることが多いでしょう。たとえば、社会的な地位が高く、お金持ちで包容力がある男性だとターゲットに思いこませます。そして、「自分が成長するため」とか「事業を大きくするため」などの理由をつけ、お金を要求することが多いでしょう。

1-3.女性詐欺師は不幸さをアピールすることが多い

一方女性の結婚詐欺師は、自分の不幸さや貧乏をアピールして同情心をかきたてることが多いでしょう。たとえば、「借金があって結婚できない」とか、「親が病気で手術が必要だけどお金がない」などと訴え、男性の保護欲をかきたてます。ターゲットがいなければ生活できないと思わせておいて、お金を引き出すのです。

2.結婚詐欺の被害に遭いやすい人

誰でも結婚詐欺の被害者になる可能性はありますが、特に以下のような人は被害者になりやすいでしょう。

  • 結婚願望が強い人:結婚することが目的となってしまい、相手の人柄をよく見ていないことも多い
  • 恋愛経験が少ない人:恋愛経験が少ないと、「この人を逃したら次がない」と焦りがちになる
  • 自分に自信がない人:自分に自信がないと、相手から認められたと思ったときに盲信しやすくなる
  • 悩みを1人で抱え込みやすい人:相談する人がいれば、相手の不審な点が分かりやすい
  • 堅実な人:しっかりと貯金をしている堅実な人は、詐欺のターゲットとして狙われやすい

3.結婚詐欺の事例

この項では、結婚詐欺の具体例を紹介します。

3-1.急にお金を用立ててほしいという

「会社のお金をなくした」「交通事故に遭い、車の修理代が必要になった」などもっともらしい理由をあげ、「急に多額の現金が必要になったが手持ちがない」ことを言い訳にし、お金を借りようとします。最初は10万円前後、しかもしっかりと返してくれるので、被害者は詐欺師を信頼してしまうでしょう。その後、借りる金額が大きくなり、最終的に多額のお金を相手に渡してしまいます。

3-2.儲け話をもちかける

「未公開株が安く購入できる」「知人から必ず儲かる投資信託を教えてもらった」など、儲け話を持ちかける結婚詐欺師もいます。投資ならば、「損をしてしまった」とお金を返さない言い訳もできるでしょう。また、利子の分だと言って少額のお金を返済することで、長期間嘘をつき続けることもあります。

3-3.身の回りの世話を焼いて信用させる

女性結婚詐欺師の場合、男性の身の回りの世話をして信用を得るケースがあります。身の回りの世話を焼いてもらうことで、男性はすっかり「自分の妻」として相手を見てしまうこともあるでしょう。その後、お金を要求されると断り切れなくなるのです。

4.結婚詐欺の見分け方や予防方法

この項では、結婚詐欺の見分け方や予防方法の具体例を紹介します。

4-1.婚約者に借金を頼む人は信用できない

常識をもった社会人ならば、婚約者に借金を申し込むことはしないでしょう。もし本当にお金に困っている場合でも、親や兄弟に借りるか、銀行のフリーローンなどを利用します。

4-2.写真を撮らせない人は信用できない

結婚詐欺師は写真に撮られることを嫌います。今は気軽にスマホで写真が撮れるので、いろいろと理由をつけて絶対に写真を撮らせない人や、撮らせても顔の一部を隠すような写り方ばかりするような人は、信用できません。

4-3.親や兄弟に紹介しない、もしくは実家に招かない

結婚を考えている場合、一般的には親や兄弟に紹介するものです。理由をつけて親兄弟になかなか紹介しない人は怪しいと思いましょう。また、近年は親や兄弟役を作って詐欺を働くケースもあります。このような場合、親や兄弟とは外で会って実家に招かないなど、不自然な点が出てくるでしょう。

4-4.結婚詐欺を防ぐにはお金を貸さないことが一番

結婚詐欺を防ぐには、たとえ少額でもお金を貸さないことです。何度頼んでもお金を借りることができない場合、詐欺師は離れていきます。また、婚活サイトや婚活パーティーは基本的に誰でも参加でき、身元の確認もしっかりとは行われません。「婚活パーティーや婚活サイトで知り合ったから」といって、すぐに距離を縮めないようにしましょう。特に、貯金をはじめとする資産についてはうかつに話題にしてはいけません。

5.結婚詐欺にあったら

この項では、結婚詐欺にあった場合の対処方法を紹介します。

5-1.刑事事件として扱ってもらうには条件がある

結婚詐欺にあったら、まずは警察に相談したくなる人は多いでしょう。しかし、結婚詐欺を刑事事件として扱ってもらう場合は、詐欺師が被害者を「最初からだますつもりで近づき、お付き合いをしてお金を巻き上げた」という証明が必要です。結婚詐欺師は「最初は恋愛感情があり、ついお金を借りてしまったが返せなくなった」と主張することが多く、詐欺罪として立証しにくいケースも珍しくありません。そのため、警察に被害届を出す場合は以下のような証拠を持っていくといいでしょう。

  • 結婚詐欺師にだまし取られた金額や、だまし取られた時期の記録
  • 結婚詐欺師から受け取った借用書
  • 結婚詐欺師との出逢いから詐欺に気づいたときまでの記録
  • 結婚詐欺師が嘘をついている証拠(嘘の住所、勤め先など)

5-2.民事事件として弁護士に相談する方法もある

結婚詐欺師を民事事件で訴えることも可能です。この場合、相談先は弁護士になります。民事事件として訴えれば、だまし取られたお金を返してもらうだけでなく慰謝料を請求することも可能です。ただし、刑事事件として警察に相談するときと同様、確実に「詐欺にあった」という証拠をそろえることが大切になります。

5-3.証拠の確保は探偵業者に依頼する方法もある

結婚詐欺師を訴えるための証拠を確保するために、探偵社アヴァンスをはじめとするプロの調査会社に依頼する方法もあります。「この人は結婚詐欺師かもしれない」と思ったら、可能な限り早く探偵業者に人物調査を依頼しましょう。人物調査を依頼すれば、以下のようなことが分かります。

  • 相手の住所氏名
  • 相手の勤め先や家族構成
  • 相手の経歴

調査結果が自分が相手から聞いていたのとは異なる場合、詐欺の証拠になるはずです。

5-4.結婚詐欺の告発は時間との勝負

結婚詐欺は、時間がたつほど告発しても解決が難しくなります。「この人はおかしいかもしれない」と思ったら、早めに相談しましょう。

6.結婚詐欺の見分け方に関するよくある質問

この項では、結婚詐欺の見分け方に関する質問を紹介します。

Q.結婚詐欺ではなく、貸したお金を返さないことで訴えることは可能ですか?
A.借金の踏み倒しは刑事事件とはなりません。民事事件として裁くことはできますが、お金が確実に返ってくるとは限らないでしょう。

Q.結婚詐欺を紹介したとして婚活サイトなどを訴えることはできますか?
A.男女に出会いの場を提供するだけの婚活サイトであれば、紹介場所の責任を問うことは難しいでしょう。

Q.結婚詐欺を防ぐにはお金を貸さないこと以外に有効な方法はありますか?
A.すぐに「結婚しよう」という人は信用しないようにしましょう。また、男性ならば自分のことを大きく言う人、女性ならば不幸を盛んにアピールする人は警戒してください。

Q.相手が「必ずお金を返す」と言っている場合、詐欺罪には問えませんか?
A.相手が住所・名前・職業を偽っていたり、お金の使い道が借用する理由と異なっていたりする場合は、詐欺罪として訴えられます。

Q.結婚詐欺師は、いざ結婚しようとするとのらりくらりと逃げると聞きました。
A.近年は、実際に結婚式を挙げてしまうケースもあります。

まとめ

今回は、結婚詐欺の見分け方について解説しました。結婚詐欺は、相手の恋愛感情につけ込んでだます悪質な詐欺です。少しでも疑わしいことがあったら、探偵社アヴァンスのような探偵業者に依頼し、相手の素性を確かめましょう。