ストーカー行為を証明する方法! 確実に証拠を集めるポイントも紹介!

「ストーカー行為で困っているけど、被害を証明するにはどんな方法があるのだろう」とお考えではないでしょうか?

ストーカー行為を早期にやめさせるためにも、被害を証明してきちんと解決したいですよね。しかし、実際にどんな方法で証明すればよいのか、確実に証拠をつかむにはどうすればよいのかなど、よく分からないこともあるでしょう。

そこで今回は、ストーカー行為の証明について詳しく解説します。

  1. どんなことがストーカー行為と認定される?
  2. ストーカー被害を受けたらどうすればいい?
  3. ストーカー行為の証明に必要な証拠は?
  4. ストーカー調査を探偵事務所に依頼するメリット
  5. ストーカー行為の証明に関するよくある質問

この記事を読むことで、ストーカー行為を証明する方法やポイントがよく分かります。ストーカー行為でお悩みの方は、役に立つはずです。

1.どんなことがストーカー行為と認定される?

最初に、どんなことがストーカー行為と認定されるのか、詳しく見ていきましょう。

1-1.つきまとい・待ち伏せ・押しかけなど

ストーカー行為として認められるものに、つきまとい・待ち伏せ・押しかけなどが挙げられます。たとえば、外出先へ一緒についてくる、勤務先の近くで終業時刻に待ち伏せされる、自宅に無理やり押しかけられるなどです。被害者の心身に大きなダメージを与える行為になります。

1-2.監視していると告げる行為

監視していると告げる行為も、ストーカー行為と認められます。監視していると告げる行為は、被害者に対して精神的に大きな苦痛を与えるのが特徴です。言動をいつでも見張られていると感じるため、精神的に参ってしまいます。実際に監視していなくても、被害者の反応を見て楽しんでいることもあるでしょう。

1-3.面会や交際の要求

ストーカー行為として認められるものに、面会や交際の要求もあります。加害者が被害者に対して一方的に恋愛感情を持っている場合に、よく見られるパターンです。加害者とまったく面識のないケースもありますが、以前交際していた人物が復縁を求めるケースもよく見られます。面会や交際の要求がかなわない場合、加害者がさらに暴走しやすいので注意が必要です。

1-4.乱暴な言動

ストーカー行為に当たるものに、乱暴な言動があります。乱暴な言動があると、被害者が思わずひるんでしまったり精神的に追い詰められたりするものです。たとえば、大声で「バカヤロー」「早く姿を見せろ」などとののしる行為などが挙げられます。乱暴な言動は、被害者だけでなく、同居家族や近隣住民などにまで恐怖を感じさせることになり、とても悪質な行為です。

1-5.無言電話・連続した電話・FAX・文書・メールの送信など

無言電話・連続した電話・FAX・文書・メールの送信といった行動も、ストーカー行為と見なされます。被害者の自宅だけでなく、勤務先や実家に対して行われることもあり、精神的に参ってしまうパターンです。さらに、昼夜関係なく行われる場合も多く、睡眠障害などのダメージが出ることもあります。

1-6.汚物などの送付

汚物などの送付も、ストーカー行為と認められます。加害者は、腐敗物や排せつ物などを送り付けて、反応を楽しんでいるのです。悪質なケースでは、玄関などにばらまかれていたり玄関ドアに投げつけられたりして近所迷惑につながることもあります。汚物などを片付ける手間や精神的な負担が被害者に大きくかかるのが特徴です。

1-7.名誉を傷付ける行為

ストーカー行為と認められるものに、名誉を傷付ける行為も挙げられます。たとえば、公的な場所やネットで、被害者を名指しで中傷するといったケースです。具体的には、以下のようなケースが名誉を傷付ける行為になります。

  • 自宅の玄関や車などに中傷ビラを貼り付ける
  • 勤務先に中傷ビラを送付したり中傷する電話をかけたりする
  • ネットでデマや悪口を広める

名誉を傷付ける行為は、被害者を社会的に追い詰めることになります。

1-8.性的なしゅう恥心の侵害

性的なしゅう恥心の侵害も、ストーカー行為に当たります。具体的には、以下のような行為です。

  • 電話や手紙などで卑わいな言葉を投げかける
  • 卑わいな画像や映像を送り付ける
  • SNSなどに卑わいな画像を被害者の名前付きで投稿する

上記以外でも、被害者が性的に恥ずかしいと感じる行為も、性的なしゅう恥心の侵害と認められることがあります。

1-9.位置情報や音声情報の無断取得

ストーカー行為として認められるものに、位置情報や音声情報の無断取得も挙げられます。たとえば、GPS機器や盗聴器を入れたぬいぐるみなどを被害者に送付し、位置情報や音声情報を取得するパターンです。被害者はプライバシーを深く侵害されているだけでなく、24時間監視されていることになるため、大変なダメージを受けます。

2.ストーカー被害を受けたらどうすればいい?

実際にストーカー被害を受けた場合の対処法について、具体的にご紹介します。

2-1.ほかの人に相談する

ストーカー被害を受けたら1人で悩まず、ほかの人に相談しましょう。

2-1-1.警察に相談する

ストーカー被害を受けたら、警察に相談しましょう。警察に相談し、悪質だと認められた場合は被害届を出すことも可能です。また、申し出により、文書での警告やストーカー行為の禁止命令を出してもらうこともできます。さらに、状況に応じて、防犯ブザーの貸し出しなどの援助を受けることも可能です。そのためにも、いつどこでどんなストーカー被害を受けたか、詳細をメモ書きにしたものや証拠となる写真などを持参するとよいでしょう。

2-1-2.弁護士に相談する

ストーカー被害を受けたら、弁護士に相談するのも一つの方法です。弁護士に相談すると、法律の知識に基づいたアドバイスを受けることができます。このとき、ストーカー行為があったことを証明する証拠があると、加害者へ法的な制裁を与えるのに必要な手続きなどを、具体的に進めることが可能です。なお、弁護士に相談する場合、相談費用が1回数万円程度かかるのが一般的になります。まずは、法テラスなどの無料相談窓口を利用してみるのもよいでしょう。

2-1-3.家族や親しい知人など

親しい知人などに相談するのも、心理的に大きなメリットがあります。自分は1人ではないと実感し、安心できるからです。被害者が1人で悩んでいる姿を見ることで、加害者が喜びを感じて、ますます行為が悪質になることもあります。家族や親しい知人にストーカー被害を打ち明け、一時避難先になってもらうなど、できる範囲で協力してもらってください。

2-2.なるべく1人で行動しないようにする

ストーカー被害を受けたら、なるべく1人で行動しないようにしましょう。ストーカーは、ターゲットが1人でいるときを狙うからです。事情を話して家族や親しい友人などに一定期間同居してもらい、行動を共にするのもよいでしょう。また、通学や通勤の際も、通行量の多い道を選ぶなどの注意が必要です。

2-3.SNSなどでの個人情報を削除する

ストーカー被害を受けたら、SNSなどでの個人情報を削除しておきましょう。ストーカーは、SNSなどの投稿をくまなくチェックし、個人情報を収集しているからです。場合によっては、自宅の住所のほか、交友関係や普段の行動パターンなども把握されてしまいます。SNSで公開された情報は、不特定多数の人に見られているものです。さらなる被害を避けるためにも、個人情報を削除してください。

2-4.加害者の情報を集める

加害者の情報を集めることも、ストーカーの被害を受けたらやっておくべきことといえます。ストーカー行為を証明するには、加害者が誰であるか特定済みであることが必要になるからです。誰からストーカー行為を受けているかまったく分からない場合であっても、加害者の服装・声・筆跡などをできるだけ集めてみてください。加害者をすでに特定できている場合でも、名前・住所・勤務先などの情報をまとめておきましょう。ストーカー調査の際に、役立ちます。

2-5.ストーカー行為の証拠を集める

ストーカーの被害を受けたら、ストーカー行為の証拠を集めることが大切です。被害者が訴えても、客観的な証拠がない限りは、単なる思い過ごしと見なされてしまう可能性があります。まずは、いつどんな内容のストーカー被害を受けたのか、リストアップしましょう。その際、この記事の「3.ストーカー行為の証明に必要な証拠は?」を参考にして証明できるものを集めてみてください。

3.ストーカー行為の証明に必要な証拠は?

ストーカー行為を証明するにはどんな証拠が必要になるか、具体的に見ていきましょう。

3-1.客観的な証拠であることが条件

客観的な証拠であることが、ストーカー行為を証明するのに必要な条件です。客観的な証拠とは、まったく関係のない第三者から見ても、明らかにストーカー行為であると判断できることがポイントになります。具体的な内容については、後述する「ストーカー行為の客観的な証拠とは?」を参考にしてください。

3-2.ストーカー行為の客観的な証拠とは?

ストーカー行為の客観的な証拠とはどんなものか、詳しくご紹介します。

3-2-1.ストーカー行為を撮影した画像や動画

ストーカー行為を撮影した画像や動画は、客観的な証拠と認められる可能性が高いでしょう。加害者本人がストーカー行為をしていることが、第三者から見て分かりやすいからです。ただし、画像や動画から加害者による行為だとはっきり分かることが重要になります。低画質だったり雑音が入っていたりなどの場合は、加害者本人のものと認められないことがあるので注意してください。

3-2-2.ストーカーからの電話・手紙・SNSの記録

ストーカーからの電話・手紙・SNSの記録も、ストーカー行為の客観的な証拠です。電話・手紙・SNSの記録も、回数が多いほど客観性が高まり、重要な証拠として認められやすくなります。ただし、画像や動画と比較して、偽造しやすい、加害者本人のものだと断定しにくいなどの理由から、客観的な証拠と認められないことがあるので注意しましょう。

3-2-3.ストーカーから無理やり送付された物品

ストーカーから無理やり送付された物品も、ストーカー行為の証拠になります。中には、GPSや盗聴器などが仕込まれていることがあるので、気を付けてください。なお、ストーカーから無理やり送付された物品には、加害者の指紋などが残っていることがあります。むやみに触れず、ビニール袋などに入れて保管しておきましょう。

4.ストーカー調査を探偵事務所に依頼するメリット

ストーカー調査を探偵事務所に依頼すると、多くのメリットがありおすすめです。

4-1.調査中であることが加害者にバレにくい

ストーカー調査を探偵事務所に依頼するメリットとして、調査中であることが加害者にバレにくいことが挙げられます。ストーカーは、被害者の言動に敏感になっているため、普段と異なるアクションを起こすと、不審に感じるものです。しかし、探偵事務所はまったく関係のない第三者であるため、加害者が油断しやすく、調査がスムーズに進みます。

4-2.自分で調査するより効率がよい

自分で調査するより効率がよいことも、ストーカー調査を探偵事務所に依頼するメリットの一つです。探偵事務所では、豊富な経験とノウハウにより、複数の調査方法を並行して進めます。そのため、自分で調査するよりもはるかに効率よく、証拠をつかむ可能性がグンと高くなるのです。また、探偵事務所に調査を依頼することで、調査にかかる時間や手間を大幅に節約できます。

4-3.客観的な証拠が手に入る

探偵事務所にストーカー調査を依頼すると、客観的な証拠が手に入るのが大きなメリットです。探偵事務所は、ストーカー行為の加害者でも被害者でもない、まったくの第三者の立場になります。そのため、ストーカー調査でつかんだ証拠も、客観的な証拠であると認められるのです。また、調査結果を詳しく調査報告書にまとめてもらえるので、警察や弁護士に相談する際などに客観的な証拠を用意でき、説得力が増します。

4-4.第三者に依頼することで心理的な負担が軽くなる

第三者に依頼することで心理的な負担が軽くなることも、探偵事務所にストーカー調査を依頼するメリットです。探偵事務所は、ストーカー調査のプロであり、さまざまなケースの調査を経験しています。理解のある第三者に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが随分と楽になって心強く感じるものです。信頼できる探偵事務所なら、親身になって話を聞いてくれることでしょう。

4-5.希望により弁護士などを紹介してもらえる

探偵事務所にストーカー調査を依頼すると、希望により弁護士などを紹介してもらえるのもメリットです。ストーカー調査でストーカー行為の証明ができた後は、加害者へ法的な制裁を加えることを検討することになるでしょう。このとき、弁護士などの専門家に相談することで、的確なアドバイスをもらい、具体的な行動に移すことが可能になります。

5.ストーカー行為の証明に関するよくある質問

最後に、ストーカー行為の証明に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.ストーカー被害に遭いやすい人のタイプは?
A.たとえば、以下のようなタイプの人です。

  • まじめでおとなしい
  • きっぱり断ることができない
  • 親しみやすくて誰にでも親切
  • 1人暮らしをしている
  • ネットに名前や顔などの個人情報を公開している

Q.自分でストーカー調査を行うデメリットは?
A.自分でストーカー調査を行うと、加害者に調査中であることがバレてしまいやすいのが大きなデメリットです。場合によっては、ストーカー行為を喜んでいると加害者に誤解され、ますますエスカレートしてしまうことがあります。加害者に気づかれることなく安全にストーカー調査を行うためにも、信頼できる探偵事務所に依頼しましょう。

Q.ストーカー行為を証明するのに必要な調査期間は?
A.断言できません。たとえば、すでに加害者を特定できている、ストーカー行為のパターンが決まっているといった場合は、数日以内に証拠がつかめることもあるでしょう。しかし、加害者が誰か特定できていない、ストーカー行為のパターンがさまざまで不定期に発生するといった場合は、調査期間が長引くことがあります。

Q.探偵事務所にストーカー調査を依頼する場合の費用目安は?
A.以下を参考にしてください。以下は、当アヴァンスにご依頼いただいた場合の費用一例(すべて税込み)です。

  • 1日お試しパック(4時間):57,200円
  • 4日パック(16時間):246,400円
  • 6日パック(24時間):356,400円
  • 8日パック(32時間):457,600円

上記の金額には、事前調査費・車両費・機材費・フィルム代・写真現像代・写真集作成代・調査報告書作成費を含みます。また、追加調査についても、調査員2名30分ごと8,250円~でお受けすることが可能です。まずは、お気軽にお問い合わせください。

Q.探偵事務所に依頼してもストーカー行為が証明できなかった場合は?
A.探偵事務所と再度相談し、追加調査を行うかどうか検討してみてください。もう少しで証拠がつかめる段階なら、すぐに追加調査を行うことが望ましいことがあります。一方で、まったく手がかりがなかったなどの場合は、現時点の情報を整理し、改めて調査するか考えてみる必要があるでしょう。

まとめ

今回は、ストーカー行為の証明について詳しく解説しました。ストーカー行為を証明するには、客観的な証拠が必要です。警察や弁護士などに相談してしかるべき対策を行うためにも、まずは、ストーカー調査を行って客観的な証拠をつかみましょう。なお、当アヴァンスでも、ストーカー調査で豊富な実績があり、多くの方からご好評をいただいています。まずは、お気軽に何なりとご相談ください。