スマホがネットいじめの原因に?! 子供がスマホを欲しがった時の対処法

今や携帯電話の主流はスマートフォン(以下スマホ)。青少年への普及もかなりのもので、高校生の84%が所持しているとの調査結果があります。それと同時に、インターネット上でのいじめ、いわゆるネットいじめやインターネットがきっかけで犯罪に巻き込まれる事件も増えてきているのです。

わが子がスマホを欲しがった時、親としてどのように対処すればよいのでしょうか。

  1. まず親自身がスマホについて勉強する
  2. 約束事を作りそれを守らせる
  3. フィルタリングは2重にかけよう
  4. 子供がネットいじめにあってしまったら?

1.まず親自身がスマホについて勉強する

スマホを欲しがるような年代のお子さんのいる人は、人生の途中からパソコンが登場した世代です。ですから、自分がスマホを持っていても使えるのは電話とメールだけ、という人も多いことでしょう。

ですが、子供はどんどん知識を吸収してスマホを使いこなしてしまいます。子供がスマホを欲しがったら、まずは一緒にスマホについて勉強してみましょう。「スマホでできること」「スマホの危険性」「ネットで個人情報を公開したらどんなことになるのか」などをまず親子ともに理解することが大切です。

また、スマホに潜む危険を疑似体験できるアプリもありますので、親子でやってみるのも良いでしょう。

2.約束事を作りそれを守らせる

http://matome.naver.jp/odai/2135781071852189901
こちらのサイトで読むことができる「母から子へスマホ18の約束」が話題になっています。これを読むと「子供のプライバシーの侵害では?」と思う人もいるかもしれません。でも、子供の通信料を払っているのは親です。

つまり、スマホの所有者は親。子供はそれを借りているにすぎません。持ち主が自分のスマホを見ても問題はないですよね。

それに、楽しいけれど危険がある場所へ子供が行きたがった時は親も同伴するのが普通です。スマホの中の世界はまさに「楽しいけれど危険もいっぱいの場所」なのです。約束事を作り、それを守らせ親が監視するのは当然でしょう。

3.フィルタリングは2重にかけよう

ネットに氾濫する有害サイトを閲覧しないようにかけるフィルタリング。しかし、このフィルタリング、携帯電話会社が提供するものだけでは3Gや4Gで接続したときは閲覧制限ができても、Wi-Fi環境下では無効になってしまうのです。今は無料のWi-Fiスポットも増えていますから、Wi-Fi環境下でも閲覧規制がかけられるフィルタリングアプリを必ず取り付けましょう。

4.子供がネットいじめにあってしまったら?

今、深刻さを増しているのがネットいじめです。誰でも閲覧、書き込みができるネット上の掲示板へ悪口を書きこむ、誹謗中傷メールを送る、などがありますが、特に問題になっているのがSNSを利用したいじめです。

このSNSは送ったメッセージを相手が読むと既読のサインが付きます。それを利用して、送ったメッセージを読まなかったり、グループから外したり、ブロックしたりすることで、いじめられた側は深く傷つきます。

ネットいじめの特徴は、ささいなことからはじまってエスカレートしやすいことと、逃げ場がないことです。スマホを持っている限り、いじめはどこまでもついてきます。学校や教育委員会もこのいじめの対策に頭を痛めています。親ができることは、一刻も早く学校にいじめの事実を伝えること。そして、学校が頼りにならない場合は他の機関に相談することです。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06112210.htm
上記のアドレスは、文部科学省のいじめ相談窓口のページです。各方面にいじめの事実を伝えることで、加害者に「自分は悪いことをしている」と自覚を持たせることができます。

まとめ

便利ですが使い方ひとつで危険なものにもなってしまうスマホ。子供が欲しがったから、と安易に与えずに事前にしっかり準備を整えましょう。

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