夫の借金問題を何とかしたい! 探偵事務所に依頼する方法とポイント

夫が借金を抱えていた場合、どのように対処すればいいのか、どのくらいの金額を借りているのか、いろいろと出てくる悩みに頭を抱えていることになるでしょう。

まずは、本当に夫が借金をしているのかを確かめる必要があります。ただ、自分で調べるには限界があるでしょう。そういうときは、借金調査を行っている探偵事務所に依頼するのも選択肢の1つです。

本記事では、夫の借金問題を解決する方法とポイントなどを解説します。

  1. 夫の借金問題について
  2. 探偵事務所ができること
  3. 夫の借金問題解決のためにできること
  4. 夫の借金問題による離婚について
  5. 夫の借金に関してよくある質問

この記事を読むことで、探偵事務所の借金調査方法や借金問題による離婚についても分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.夫の借金問題について

まずは、夫の借金問題が発覚したときの対処法などを解説します。

1-1.夫の借金が発覚するきっかけ

夫の借金が発覚するきっかけは、本当に多種多様です。よくあるのは、カードの明細書が夫の財布から出てきたケースでしょう。ATMで借入や返済を行う場合は明細書が発行され、その明細書を見つけたことがきっかけで借金が判明したパターンは定番です。ただし、最近は、アプリを使ったりインターネット上で取引したりする方が増えています。夫のスマホに消費者金融のアプリがダウンロードされていたことがきっかけで、借金が発覚することもあるようです。

1-2.借金状況を把握する

夫の借金が判明した場合は、まず借金状況を把握するのが1番です。どこで借入をしているか、どのくらいの金額を借りているのか、いつから借金をしているのかなど、具体的に把握する必要があります。夫と冷静に話し合うためにも、直接借金状況を聞いたほうがいいでしょう。なお、夫の借金が確かでない場合は、借金をしているか、確実に調べることが大切です。

1-3.離婚に至る可能性も

夫の借金が発覚した場合は、覚悟を持って対応する必要があります。特に、夫の借金が多額の場合は、夫婦の共有財産がマイナスになるので離婚を検討することにもなるでしょう。借金は、離婚の事由になるケースもあります。これからの生活を考えて借金問題を解消する必要があるからこそ、離婚問題へと発展する可能性はあり得るでしょう。夫の借金問題における離婚は、後ほど【5.夫の借金問題による離婚について】で詳しく説明します。

2.探偵事務所ができること

ここでは、探偵事務所ができることなどを解説します。

2-1.いろいろな情報から借金情報を調べる

探偵事務所で行う借金調査は、さまざまな情報を照らし合わせながら借金情報を把握します。具体的な調査方法は探偵事務所によって異なりますが、調査対象者の張り込み・尾行・聞き込みが基本になるでしょう。借金があるかどうか、調査対象者の行動で把握できることもありますし、借金の金額が判明するケースもあります。普段、夫がどのようなことにお金を使っているのかも、探偵事務所の調査で分かるでしょう。

2-2.探偵業法に違反する調査はNG

探偵事務所でも、借金調査でできることとできないことがあります。たとえば、探偵業法に違反する以下のような調査内容はNGです。

  • 調査対象者に直接聞く
  • 個人信用情報を確認する
  • 金融機関から届いた書類を盗み見る

上記のような調査方法で借金状況を把握しても、違法になるので注意が必要です。逆に、違法行為だと訴えられる可能性があります。探偵事務所の中には、違法行為で借金調査をしているところもあるため、どのような方法で調査を行うのか、具体的に聞くことが大切です。

2-3.借金調査の費用相場

探偵事務所に借金調査を依頼した場合、いくらぐらいかかるのか気になっている方は多いでしょう。調査したい範囲や探偵事務所によって異なりますが、借金調査の費用相場は約5万~8万円です。どのような調査を行うといくらかかるのか、追加費用は発生するのかなど、見積書の内容を細部までチェックしてください。見積書の内容を見て分からないところがあれば、そのままにせず、すぐに探偵事務所へ尋ねることが大切です。

2-4.探偵事務所の選び方

借金調査で知りたい情報が得られるかどうかは、探偵事務所選びに左右されることもあります。前述したように、探偵事務所の中には、違法行為をする悪徳業者が存在しているので注意が必要です。どの探偵事務所に依頼すればいいのか分からずに悩んでいる方は、ぜひ以下のポイントに注目してください。

  • 借金調査の実績があるか
  • 調査員やスタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 口コミや評判がいいか
  • 料金設定が明確になっているか
  • 探偵業の届け出をしているか

上記のポイントを踏まえた上で、複数の探偵事務所を比較することが大切です。

2-5.借金調査なら探偵社アヴァンスへ

夫の借金状況が知りたい、行動が派手になったがどこからお金が出ているか分からないなど、夫の借金でお悩みの方は、ぜひ探偵社アヴァンスにご相談ください。探偵社アヴァンスは千葉県を中心に、さまざまな調査が可能です。借金調査では、依頼者のお悩みに寄り添いながら、より最適な内容で調査を行います。無料相談も受け付けていますので、ぜひ一度お問い合わせください。

3.夫の借金問題解決のためにできること

ここでは、夫の借金問題解決のためにできることを紹介します。

3-1.借金の原因を明確にする

夫の借金を解決するには、何よりも借金の原因を明らかにすることが1番重要です。なぜ借金をしたのか、夫にその理由を尋ねてください。借金の原因と理由が明らかになれば、借金をせずに済む方法も分かるはずです。借金癖がある場合は、妻が厳しく金銭管理をするなど工夫が必要になります。特に、注意しておきたいのは、ギャンブルが原因で借金をしているケースです。ギャンブル癖はなかなか改善できず、再発する可能性があるので断固たる対応を心がけましょう。

3-2.貸付自粛制度を利用する

どうしても夫が借金を作る場合は、貸付自粛制度を利用してみてはいかがでしょうか。貸付自粛制度とは、金融機関からの借入を制限する制度のことです。日本貸金業協会または全国銀行個人信用情報センターに、借入の自粛を要請することで金融機関からの借入を5年間制限できます。夫が勝手に借金を申し込んだとしても、この貸付自粛制度によって金融機関が貸付をストップしてくれるのです。なお、貸付自粛制度はインターネットから無料で申告できます。

3-3.相談窓口を利用する

夫婦で話し合っても解決策が浮かばない場合は、借金の相談を受け付けている窓口を利用するといいでしょう。たとえば、日本司法支援センター(法テラス)では、債務整理などの相談を受け付けています。そのほか、日本弁護士連合会・日本司法書士会連合会・日本貸金業協会などでも相談が可能です。各自治体でも借金問題に関する窓口を設けているので、ぜひチェックしてください。

3-4.債務整理を行う

夫婦で一緒に借金問題を解決する方法として、債務整理があります。債務整理とは、支払いに猶予を持たせたり、借金を減らしたりする方法です。債務整理を行えば、返済義務の免除ができるようになるので、負担をかけずにお金を返していけるでしょう。取り立てや督促など、怖い思いをする心配もありません。ただし、信用情報機関に事故情報が残ります。債務整理の種類によってブラックリストに載る期間は異なり、その間は家や車のローンを組んだりクレジットカードを発行したりできなくなるでしょう。

4.夫の借金問題による離婚について

ここでは、夫の借金問題による離婚について詳しく説明します。

4-1.離婚も選択肢の1つ

夫の借金問題を解決する方法として、離婚することも解決策の1つです。夫のギャンブル癖が直らなかったり、約束をしても再び借金をしたりする場合は、離婚を検討したほうがいいでしょう。夫婦だけで解決できない場合は、お互いの親に相談する方法もありますが、状況によっては離婚を選択する方もいます。現実的な問題として、夫婦で協力し借金を返していくのか、それとも離婚するか、しっかりと考えたほうがいいでしょう。

4-2.妻に返済義務はない

離婚を選択した場合、気になるのが離婚後も元配偶者として返済義務が生じるかどうかです。もともと、借金をした本人ではないので、妻に返済義務はありません。離婚時に財産分与を行いますが、そこで負債として返済を分けることもないでしょう。ただし、夫が借金を残したまま亡くなった場合は、相続人である子どもに借金も相続される可能性があります。相続する前に、プラス財産とマイナスの財産、どちらの金額が大きいのかを確認することが大切です。

4-3.夫と話し合う

スムーズに離婚するためには、まず夫と話し合う必要があります。「借金を理由に離婚できるのか?」と疑問に思いがちですが、話し合いでお互いが同意すれば離婚は可能です。ただし、夫が離婚に承諾してくれないケースが多く、協議離婚の難易度は高くなるでしょう。協議離婚で双方の合意が得られない場合は、家庭裁判所を間に入れた調停離婚へと進みます。調停離婚でも話がまとまらない場合は、離婚裁判になるでしょう。

4-4.離婚理由になる証拠が必要

離婚裁判に展開する場合は、借金が離婚理由になる証拠を裁判所へ提示する必要があるでしょう。裁判で離婚を成立させるためには、以下のような原因で婚姻関係が破綻していることを証明します。

  • 浮気・不倫による不貞行為
  • 生活費を入れないなど悪意の遺棄
  • 3年以上の生死不明
  • 配偶者が強度の精神疾患にかかり、回復の見込みがない
  • そのほか、婚姻の継続が難しい重大な事由

なお、借金を理由に離婚を成立させたい場合は、借金をしてキャバクラや不倫相手に貢いでいる、借金で生活が成り立たないなどの証拠が必要になります。借金が離婚原因になるという証拠を、裁判所に認めてもらうことが大切です。

5.夫の借金に関してよくある質問

夫の借金に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.借金が発覚した際の注意点は?
A.借金の金額や借入先など、夫からしっかりと借金の詳細を聞き出すことです。一部の借金だけ妻に伝える人も多く、後日に解決した借金問題が再び出てきたということがよくあります。最初に話し合う段階で、すべての借金を話してもらうことが大切です。夫が話しやすい状況にするためにも、穏やかな雰囲気と態度で詳しい内容を聞き出してください。

Q.発覚後、対処法の事例は?
A.東晶貿易会社が運営しているマネースタジオが行った実態調査によると、借金をした本人が返済したというケースが約40%を占めていました。月々の支払いを工夫して返済を完了したり、きちんと返済するまで子どもと一緒に実家に帰ったりと、対処法はさまざまです。なお、次に多かったのは、妻が代わりに返済したケースでした。

Q.夫の借金をチェックする方法は?
A.自分で夫の借金をチェックする場合、主に以下のような方法があります。

  • 金融機関から郵送物が届いているか
  • 預金通帳の履歴に「ヘンサイ」の文字があるか
  • 税金・保険料の滞納がないか
  • 急に高額なものを買ったり、節約を始めたりしていないか

Q.夫の借金を肩代わりするときにやるべきことは?
A.肩代わりをするときは、しっかりと契約書を交わしておきましょう。夫婦共有の財産だとしても、妻個人のお金になるので後日夫から返してもらうことが重要です。ここで、夫を甘やかしてしまうと、再び借金をする可能性があります。なお、契約書の内容には、肩代わりした金額・返済期日・返済方法・利息などをしっかりと取り決めることが大切です。

Q.債務整理の主な種類は?
A.任意整理・自己破産・個人再生(個人民事再生)の3種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • 任意整理:弁護士が債務者の代わりになり、利息部分の減額を債権者に交渉する
  • 自己破産:免責許可が認められると、借金がゼロになる
  • 個人再生(個人民事再生):借金を最大10分の1まで減額する

まとめ

いかがでしたか? 夫の借金が発覚した場合は、借金の状況を詳しく聞き出すことが大切です。なぜ借金をしたのか原因を明らかにするのはもちろん、どこからいくらぐらい借入をしているのかなど、詳細に把握してください。まだ、夫が借金しているのか分からない場合は、探偵事務所に借金調査を依頼する方法もあります。なお、探偵社アヴァンスでは借金調査を行っており、無料相談も受け付けているのでぜひ一度ご相談ください。