モラハラの証拠をつかむ方法は? 離婚を有利に進めるコツを教えます!

「夫からモラハラを受けているけどどうすればいいのだろう」「モラハラで離婚したいけど、証拠をつかむ方法が分からない」と、お悩みではありませんか? 言い返したとしても、余計にモラハラが激しくなると怖いですよね。しかし、モラハラを放置していては、この先も嫌な気分を抱えたままで過ごすことになります。離婚するにしても、有利に進めるためにはモラハラの証拠を集め、冷静に対応することが必要です。

そこで今回は、モラハラの証拠をつかむ方法について詳しく解説します。

  1. モラハラとはどんな行為?
  2. モラハラの事例を紹介
  3. モラハラ対策は証拠をつかむことが大切
  4. 自分でできるモラハラの証拠の集め方
  5. 客観的な証拠をつかむにはプロに依頼を
  6. モラハラの証拠に関するよくある質問

この記事を読むことで、モラハラの証拠をつかむ方法についてよく分かり、適切に対策できるようになります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。

1.モラハラとはどんな行為?

最初に、モラハラについて詳しく見ていきましょう。

1-1.モラハラとは精神的な暴力のこと

モラハラは、モラルハラスメントの意味で、精神的な苦痛を与えたり言葉の暴力を振るったりすることです。一般的なDVと比べ、直接暴力を振るうことはないため、ほかの人から見て分かりづらいのが特徴になります。そのため、被害者が相談しても「大げさすぎる」「被害妄想ではないか」などと軽く見られることもあるのです。

1-2.夫婦・恋人間のモラハラが増加している

最近は、夫婦・恋人間のモラハラが増加しています。相手が愛する存在であり気を許しているからこそエスカレートするのです。被害者も「私が悪いのだ」「愛しているからこそ言われるのだ」などと思い込んでしまい、深刻な状態になるまで我慢してしまうケースも多く見られます。しかし、いくら夫婦・恋人間であってもモラハラは精神的な暴力であり、肯定できることではありません。

1-3.モラハラをする人の特徴

モラハラをする人には、以下のような特徴があります。ほかの人にはいい人に見えても、パートナーにだけモラハラをする人も多いのです。

  • 深い関係になるまではやさしい
  • 社会的立場が高い
  • 高収入
  • 外面(そとづら)がいい
  • 男尊女卑の考えが強い
  • 相手の話を聞かない
  • 価値観の違いを認めない
  • 失敗を人のせいにする
  • こだわりが強い
  • 暴力は振るわない
  • 生活費を自分で管理したがる
  • 妄想する癖がある
  • 嫉妬深い

1-4.モラハラをされる人の特徴

モラハラをされやすい人にも、いくつかの特徴があります。以下のようなことに自覚のある人は、自ら努力して改善することも大切です。

  • 自己肯定感が低い
  • 経済的・精神的に自立していない
  • 自分の気持ちを伝えるのが苦手
  • おとなしく従順
  • 友人や親族が少ない

2.モラハラの事例を紹介

モラハラの事例で、よくあるパターンを見ていきましょう。

2-1.専業主婦を理由に高圧的な態度を取る

専業主婦を理由に「誰の収入で暮らしていけると思ってるんだ」など何かと妻を見下したり高圧的な態度を取ったりするのは、典型的なモラハラです。また、専業主婦だから家事や育児を完璧にやって当然と思っている夫も多くいます。しかし、妻が働きたいと言っても、世間体が悪いとか専業主婦にできる仕事などないなどと、頑(かたく)なに許さないのも特徴です。

2-2.何を話しかけても無視される

妻から夫に何を話しかけても無視されるケースも、モラハラになります。夫婦喧嘩(げんか)の最中であれば、一時的に話をしなくなることもあるでしょう。しかし、特別な理由もなく無視されるのは、精神的に大きなダメージとなります。

2-3.人前で妻を笑いものにする

親族や知人の前で「家内は何もできない女だ」「子どもを育てることだけが取り柄だ」などと、妻を笑いものにするのも立派なモラハラです。男性は、妻のことを侮辱しているのではなく、謙遜しているだけだと言い張る人も多くいます。しかし、妻の立場になれば、ほかの人の前で自分を否定されるのは精神的に大きな苦痛です。

3.モラハラは証拠をつかむことが大切

モラハラを受けている場合、客観的な証拠をつかむことが大切です。

3-1.モラハラを受けたら相談・通報しよう

モラハラを受けたら、できるだけ早めに相談したり通報したりしましょう。我慢していると、相手が悪いことをしている自覚がないため、どんどん内容がエスカレートしてきます。モラハラで心を病んでしまってからでは遅いのです。なお、モラハラの相談や通報は、以下のようなところでできます。

配偶者暴力相談支援センター
婦人相談所
福祉事務所

3-2.モラハラは証拠を残すことが重要

モラハラの被害を訴えるには、証拠を残すことが重要です。被害に遭っていても実体が見えにくいため、ほかの人が納得できるものが必要になります。たとえば、モラハラを理由に離婚や慰謝料請求を考えているのなら、証拠を残しておきましょう。

3-3.どんなことが証拠になる?

モラハラの証拠には、以下のようなものがあります。

  • モラハラ被害の日記やメモ
  • ものに当たっているときの撮影画像
  • モラハラ発言の録音・録画
  • 医師の診断書
  • 夫に対する改善要求のメールや書面
  • モラハラ対策施設の利用履歴や相談履歴

4.自分でできるモラハラの証拠の集め方

モラハラの証拠集めは、自分で行うこともできます。

4-1.モラハラのメモ・録音・録画をする

モラハラを受けたときは、簡単でもいいので「何を言われたか」「何をされたか」メモを取りましょう。同時に、日時も記録しておいてください。録音や録画ができると、より確実な証拠となります。ただし、相手に気づかれると逆上し、取り上げられたり暴力を振るわれたりする恐れもあるので注意してください。あくまでも、相手に知られないように行うことが大切です。

4-2.改善要求をした証拠を残す

モラハラに対する改善要求の内容を、日時や場所と共に証拠として記録しておきましょう。また、内容証明を送るのもいいでしょう。内容証明は、郵便局のサービスのひとつで、送付した内容を記録として残してもらえるものです。個人で記録をしたものだけよりも、効力があるでしょう。

4-3.医師に診断書を書いてもらう

モラハラで精神的な苦痛を受け、何らかの症状が現れた場合は医師に相談し、診断書を書いてもらうのもいい方法です。医師の診断書は、モラハラによる被害の証明書になります。実際に、モラハラでうつ状態などを発症する人は少なくありません。また、不眠などほかの症状が現れる場合もあります。まずは、病院を受診してモラハラとの因果関係を証明してもらいましょう。

4-4.相談機関の利用記録をつける

モラハラで深刻な被害を受けていることを証明するには、相談機関を利用することをおすすめします。モラハラの相談をしたときは、日時・場所・内容をきちんとメモしておきましょう。悩みが深刻で、第三者に救済を求めるレベルである証拠となります。

5.客観的な証拠をつかむにはプロに依頼を

客観的な証拠をつかむためには、探偵業者などのプロに依頼することをおすすめします。

5-1.離婚を考えているならプロに相談しよう

離婚を考えているのなら、プロに相談しましょう。モラハラが理由で離婚したい場合は、客観的な証拠があると有利です。たとえば、探偵業者ではモラハラの実態を詳しく調査してもらえます。プロのノウハウと経験により、客観的な証拠をつかむことができるでしょう。慰謝料請求や離婚調停など、法的な相談をしたいときは弁護士などの法律家に依頼してください。探偵業者から提携先の法律家を紹介してもらうことも可能です。

5-2.プロの調査方法と流れ

モラハラの調査方法には、主に以下のようなものがあります。実際には、確実に証拠を押さえるために複数の方法を組み合わせて実施することになるでしょう。

  • 聞き込み調査
  • 張り込み調査
  • SNSなどでの発言調査

また、プロに調査を依頼する流れは、以下を参考にしてください。

  • 業者にモラハラの調査に関する相談をする
  • 業者から見積もりが送られてくる
  • 見積もりの内容を確認し、問題なければ正式に契約する
  • 業者が契約日時・内容に沿って調査を開始する
  • 依頼者に調査結果を報告して完了

なお、当アヴァンスでもモラハラの調査をお受けしています。長年の経験とノウハウにより、確実な証拠をつかむ調査を行いますから、お気軽にご相談ください。

5-3.探偵業者に依頼した場合の調査料金

モラハラ調査の料金目安は、以下を参考にしてください。以下は、当アヴァンスの料金(税別)一例です。事前調査費・車両費・機材費・フィルム代・写真現像代・調査報告書作成費などを含みます。追加費用は調査員1名につき1時間7,500円で可能です。

  • 1日4時間:45,000円
  • 4日16時間:190,000円
  • 6日24時間:285,000円
  • 8日32時間:380,000円

なお、実際の費用は、調査方法・日数(時間数)・難易度・そのほかのオプションの有無などで大きく異なります。詳しくは、業者に見積もりをもらって確認してください。

5-4.契約書は必ず確認しておくこと

正式に契約した後は、必ず契約書を確認しておきましょう。悪質業者の中には、きちんとした契約書を作成しないところもあります。契約書は、調査方法・料金・期間・報告期日や方法などが記載されている大切な書類です。後日、想定以上の請求が発生した際などに、契約書の内容が大きなカギとなります。契約書は、調査報告書の受け取りと料金の支払いが終わるまできちんと保管しておきましょう。

6.モラハラの証拠に関するよくある質問

最後に、モラハラの証拠に関するよくある質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.モラハラの証拠を夫に消されないためのアイデアは?
A.複数の人や場所で共有しておくことをおすすめします。オリジナルのデータだけでは、消されたときに取り返しがつかなくなるからです。たとえば、画像や動画などは、インターネットのストレージやメモリーカードにもアップしたり協力者(友人など)に送信したりしておくこともできます。

Q.家族や知人の証言はモラハラの証拠になる?
A.証拠になる可能性があります。実際に家族や知人がモラハラの現場を目撃していたり、相談を受けていたりした記録があれば提出してみましょう。

Q.モラハラの慰謝料の相場は?
A.50万~300万円程度が相場です。実際には、モラハラの期間や被害内容・婚姻期間や子どもの有無など、さまざまな事情を考慮して金額が決まります。詳しくは、弁護士に相談してみてください。

Q.モラハラの証拠はどのくらい集めるといい?
A.長期間・数多くの記録があれば、その分有利になります。いつも同じ暴言を吐かれるケースでも何度も繰り返される場合は、それぞれ記録に残してください。

Q.証拠を集めても夫が否定するのでは?
A.問題ありません。モラハラは自覚なく行っている人も多く、素直に認めるほうが少ないでしょう。まずは、夫が否定しても明らかにモラハラだと判断できる証拠をつかんでください。

まとめ

今回は、モラハラの証拠について詳しく解説しました。モラハラの被害は、年々増加しています。特に、夫からのモラハラで悩む妻が多く、慰謝料請求や離婚調停・裁判に至る例もあるのです。今、モラハラで悩んでいるのなら、客観的な証拠をそろえることから始めましょう。モラハラ発言をメモや録音に残したり相談機関に訴えたりして、証拠を集めるのです。また、プロの探偵業者に依頼すれば、より客観的な証拠をつかむこともできます。モラハラが今以上に深刻にならないうちに、しっかり対策しましょう。