
浮気をしていると独特のサインが出るって本当? その種類や内容は?
浮気は、配偶者に対する重大な裏切り行為です。「配偶者が浮気をしているのではないか」と考えただけで、苦しくなる人もいるでしょう。浮気を堂々とする人はいません。しかし、どんなに巧妙に隠しているつもりでも、浮気をしている人は独特のサインを発しています。
そこで今回は、浮気をしている人が発しやすいサインや、それを見抜く方法について解説しましょう。
この記事を読めば、浮気の証拠をより掴みやすくなります。配偶者の浮気を疑っている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.浮気の定義とは?
浮気の定義は人それぞれです。結婚した以上は異性と親しくするだけで浮気だと思う人もいるでしょうし、家庭を壊さなければ浮気の内には入らないという人もいるでしょう。
法律では、浮気は「既婚者が配偶者以外の異性と、既婚者であることを承知の上で肉体関係を結ぶこと」と定義しています。つまり、既婚者と浮気相手が同意の上で、なおかつ浮気相手が配偶者を既婚者であると知っていながら肉体関係を結べば、浮気になるのです。逆に言うと、肉体関係がない場合や、浮気相手が配偶者を既婚者と知らなかった場合は、浮気とは認定されません。また、肉体関係があったものの1度きりで、それ以後は一度も連絡を取っていない場合も同様です。
2.浮気をしている人が発しがちなサインは?
この項では、浮気をしやすい人の特徴や、浮気をしている際に発しがちなサインについて解説します。どのようなサインがあるのでしょうか?
2-1.浮気をしやすいタイプとは?
浮気をしやすい人というのは、男女とも一定数います。特に、異性にモテることがステイタスの一種になっている人は、結婚をしても異性へのアプローチをやめにくいでしょう。また、男性は家庭が安定している人の方が刺激を求めて浮気をしやすく、女性の場合は家庭が不安定だと安らぎを求めて浮気をしやすい傾向があります。
2-2.浮気をしている人が発しやすいサインとは?
浮気をしている人は、以下のようなサインを発しやすいのです。
2-2-1.携帯電話関係
浮気をしている場合は、相手との連絡が欠かせません。携帯電話にロックをかけるようになったり、メールや電話の着信があるとこそこそと席を外すようになったら、怪しいと考えましょう。また、携帯電話を堂々と晒していても、着信履歴やメールが1件もないという場合は、逆に怪しいと考えてください。
2-2-2.配偶者に対する態度
配偶者に対して急に冷たくなったり、逆に異常なほど甘くなったりする場合は、浮気の可能性があります。特に、夜の生活を拒むようになったら要注意です。
2-2-3.生活習慣
仕事から帰ってすぐに入浴するようになったという場合は、浮気の痕跡を消している可能性があります。また、急に身だしなみに気を使うようになり、オシャレになった場合も気をつけましょう。
2-2-4.お金や仕事
残業や休日出勤が増えたのにも関わらず、常にお金を必要とするそぶりを見せている場合は、浮気をしている可能性が高いでしょう。浮気は時間とお金がかかります。休日出勤や残業は浮気の言い訳としては最もポピュラーなものです。仕事が忙しいと言っているわりに疲れた様子を見せない場合や、給与明細を隠すようになったら限りなく黒に近いと考えてよいでしょう。
2-2-5.その他
男性の場合は、下着に気を配るようになったときは要注意です。女性の場合は、お化粧が派手になったりがらりと変わったりした場合は、怪しいと思いましょう。男女共通するサインとしては、今まで全く興味を示さなかった事柄に、急に興味を示すようになった場合です。
2-3.浮気のサインに気がついたらどうするのか?
浮気のサインに気がついたら、問い詰めるのは逆効果です。浮気をすんなり認める人はいません。夫婦仲が険悪になるか、もっと巧妙に浮気を隠すようになるでしょう。浮気のサインに気がついたらやることは一つです。言い逃れができない浮気の証拠をつかみましょう。黙って浮気を見逃すという人もいるかもしれませんが、夫婦の共有財産を使いこまれる危険性もありますし、いきなり離婚を切り出される可能性もあります。浮気を許してもう一度やり直すか、離婚するかはすぐに決めなくてもかまいません。しかし、浮気の証拠だけは掴んでおいて損はないでしょう。
3.浮気をした証拠の掴み方
この項では、浮気をしている証拠の掴み方を解説します。ぜひ、参考にしてください。
3-1.浮気の証拠が残っているもの
浮気の証拠は、
- 浮気相手と買い物をしたり食事をした際のレシート
- クレジットカードの利用履歴
- カーナビの走行記録
- 給与明細(休日出勤・残業の確認)
などに残っています。コンビニのレシートでも、1人にしては買う量が多い場合や異性向けの商品の場合は、取っておきましょう。浮気の証拠になる可能性があります。カーナビの走行記録は、浮気相手とどこで会っている場所や浮気をした日時の特定に利用可能です。クレジットカードの利用履歴は、買ったものだけでなくカードを利用した日付や店舗なども分かります。急にカードの利用回数が増えたり、飲食店での利用履歴が増えた場合は要注意です。
3-2.裁判の証拠にも使えるものは?
裁判の証拠にも使える浮気の証拠は、宿泊施設(ラブホテル)に出入りしている写真です。可能性は低いですが、実際に部屋に入っただけで何もしていなかった場合でも、宿泊施設に出入りしたという事実が証明できれば、「浮気をした」と判断されます。ですから、出入りをしているところを写真撮影することが重要です。
ただし、会議室やティールーム・レストランなどを併設しているシティホテルは、個室に出入りする写真でないと浮気の証拠にはなりません。
3-3.浮気の確実な証拠の掴み方
宿泊施設に出入りする写真は、素人ではなかなか撮れません。確実な浮気の証拠を掴みたい場合は、探偵業者に依頼しましょう。探偵業者は浮気調査のプロです。浮気をしていれば高確率で証拠を掴んでくれるでしょう。探偵業者に依頼すると高額な調査料が必要というイメージがありますが、依頼するまでにある程度浮気相手や浮気をする場所の目星がついていれば、調査日数も少なくて済みます。
4.探偵業者に依頼するまでの流れ
この項では、探偵業者に依頼するまでの流れなどを解説します。
4-1.探偵業者の選び方
探偵業者は、インターネットを検索すればすぐに最寄りの業者が見つかります。優良な業者の場合は、必ず各都道府県の警察に「探偵業届出」を提出しており、届出証明書をもらっているはずです。届出証明書は事務所の目立つところに飾ってありますし、ホームページには届出番号が記載されているでしょう。これらがない探偵業者には依頼しないほうがよいですね。
また、相談を申し込んだ場合は、事務所で相談ができる業者がよいでしょう。事務所で相談することを頑なに拒否する場合や、すぐに料金の話を持ち出す業者は、信用できません。
4-2.料金相場
浮気調査は、尾行や写真撮影が主な調査内容になります。依頼をすれば、浮気相手の素性や住所、浮気の頻度・浮気している場所などを突き止め、浮気の証拠を掴んでくれるでしょう。前述のとおり、浮気の証拠を自分である程度掴んでいれば、調査日程も短くてすみます。料金の相場は1週間で20万円代程度です。
4-3.依頼までの流れ
探偵業者は、相談無料というところも多いですので、まずは相談をしてどのような調査がおすすめか提示してもらいましょう。費用は分割でも支払えます。調査内容と費用に納得すれば契約です。
5.浮気やそのサインに関するよくある質問
Q.浮気をした場合、離婚しなくても慰謝料の請求は可能ですか?
A.はい。離婚しなくても慰謝料は請求できます。
Q.浮気相手が配偶者を既婚者と知らなかった場合はどうなるのですか?
A.この場合、浮気相手ではなく配偶者に騙された被害者となり、慰謝料は請求できません。ただし、配偶者には慰謝料を請求することは可能です。
Q.配偶者が既婚者と知りつつ浮気をしたのに、慰謝料が請求できないケースなどはあるでしょうか?
A.はい。浮気相手が18歳未満だった場合は、たとえ両者合意の上だった場合でも慰謝料は請求できません。
Q.慰謝料はいくらくらい請求できるのですか?
A.基本的に制限はありませんが、相場はありますので弁護士などと相談してください。
Q.浮気をした場合、慰謝料請求の時効はありますか?
A.はい。浮気を知って3年以上たった場合と、浮気に気づかず20年以上たった場合は時効が成立するので注意してください。10年前の浮気を今日知った、という場合は、今日から3年後の同日が時効です。浮気をしている可能性が高い場合は、できるだけ素早く証拠を掴んでおきましょう。
6.おわりに
いかがでしたか?今回は浮気のサインなどについて解説しました。浮気はどんなに隠したつもりでも、必ず証拠が残ります。根気強く探し、証拠をそろえた上で話し合いをしましょう。そうすれば、相手は言い逃れができません。慰謝料請求などもスムーズに行えます。