不倫の和解について知りたい! 示談との違いや方法・注意点など

不倫が発覚した場合、できるだけトラブルを起こさずに和解したいと思う方が多いでしょう。和解をするためには、自己主張を抑え、相手の気持ちや意見にも目を向けなければなりません。感情的になりそうな気持ちを抑える冷静さと、ある程度の知識を身につけることが大切です。そこで、本記事では、和解と示談・不倫の和解にかんする基礎知識・必要なお金・方法・証拠をつかむ方法などについて説明します。

  1. 和解とは
  2. 不倫の和解について
  3. 不倫の和解~お金について
  4. 不倫の和解~方法や注意点など
  5. 不倫の和解~必要な証拠をつかむために
  6. 不倫の和解にかんしてよくある質問

この記事を読むことで、不倫の和解について詳しく知ることができます。示談を考えている方や不倫で悩んでいる方は、ぜひチェックしてくださいね。

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1.和解とは

不倫の和解について知る前に、和解と示談それぞれの定義について説明します。

1-1.和解とは

和解とは、当事者が対立する主張をお互いに譲歩し合って、当事者間の話し合いで解決することを約束する契約です。民法の規定によれば、「和解は当事者双方が互いに譲歩し合って、争いをやめることを約する契約である」とされています。つまり、争っていたり、反発したりしていたものが仲直りすることです。

1-2.示談との違い

示談とは、民事上の紛争を裁判外で解決する契約です。示談の内容に、当事者同士の譲り合いがあれば、その法的性質は和解となります。つまり、和解と示談の大きな違いは、「当事者同士の互譲(ごじょう)」の有無です。当事者による合意という形で解決することを「示談」、お互いに譲歩し合って解決することを「和解」と覚えておきましょう。
また、一度、和解契約を締結すると、その争いの目的となった事実について問いただすことはできません。このことを、「和解の確定効」といいます。たとえ、不倫の事実にかんして錯誤があったとしても、無効となるので注意しなければなりません。

2.不倫の和解について

どんな場合に、不倫の和解をするのでしょうか。ここでは、メリット・デメリットや専門家への依頼、和解の流れについて説明します。

2-1.どんな場合にそうするか

穏便に不倫関係を終わらせたいときは不倫している当事者と不倫相手、配偶者との結婚生活を続けたい場合は、不倫している当事者と不倫相手・配偶者との間で和解をします。そのときの状況や関係によって不倫の和解ケースが変わるでしょう。
また、不倫関係は、公序良俗に反する不法行為であり、関係の解消において、法律上の保護を受けることができません。不倫関係を穏便に終わらせるため、関係を穏便に終わらせるための解決策として「和解」が取られるのです。

2-2.メリット・デメリット

最大のメリットは、円満に解決できることです。不倫関係を結んだ男女の間で気持ちの整理ができ、関係をきっぱり終わらせることができるでしょう。また、不倫している当事者と配偶者の間で和解書を作成することで、理性的な解決が望めます。夫婦関係を終わらせたくない場合は、書面で確認することが有効な方法です。
デメリットとしては、状況によって和解まで時間がかかること、不倫相手から謝罪がないまま和解になるというケースがあります。不倫された側にとっては、納得いかないまま、不倫している当事者と不倫相手の間で和解することもあるのです。

2-3.専門家の依頼について

不倫で和解したくても、何を始めたら良いのか分からない方が多いでしょう。そんなときは、弁護士などの法律専門家に相談してください。弁護士は、離婚や不倫・浮気にかんする案件を取り扱っています。無料相談を受けつけている弁護士事務所もあるので、近場にあればぜひ1度相談してみてはいかがでしょうか。

2-3-1.依頼するメリット

法律に詳しい専門家は、不倫関係や状況によって適した解決策を提案してくれます。不倫や浮気の実績がある弁護士ほど、的確なアドバイスをもらうことができるでしょう。1人で悩むよりも、詳しい専門家に相談したほうが、スムーズに和解をすすめることができます。

2-3-2.依頼できるところ

弁護士事務所や行政書士事務所など、法律の専門家がいるところへ依頼してください。和解のポイントや和解書の作成方法を知ることができ、不倫相手との話し合いの場をとりもってくれるでしょう。

2-4.和解の流れについて

まずは、事実の整理が必要です。事実の整理では、不倫関係の当事者同士の主張が一致するところ、異なるところ、異なる部分の証拠や検討を行います。主張が食い違っている部分を明確にすることで、事件の見通しが正確になるのです。事実の整理を行った後は、交渉に入ります。和解金の額が適しているか、応じられる条件かどうかなど、合意に向けて話し合うことになるでしょう。交渉にお互いが納得すれば、合意書(和解)の取り交わしを行います。

3.不倫の和解~お金について

不倫の和解には、和解金が必要です。誰が誰に支払うケースがあるのか、金額の相場や和解書・和解にまつわるトラブルについて説明します。

3-1.和解金とは

和解金は示談金と同じ意味で扱われています。不倫関係の和解において、当事者間で合意した金額を意味しているものです。慰謝料は、苦しみや悲しみなど精神的苦痛に対する賠償金額のことを指しています。そして、損害賠償は、違法な行為により損害を受けた者に対して、その原因を作った者が損害の埋め合わせをすることです。それぞれ意味が異なりますが、和解金は全般的な解決金を指しています。慰謝料の金額が含まれているのです。

3-2.誰が誰に払うケースがあるのか?

和解金は、状況や不倫の関係性によって、支払う側と受け取る側が異なります。たとえば、長く続いた不倫関係の清算のために支払われる「手切れ金」は、既婚者から不倫相手へ支払われるケースがほとんどです。既婚者と知りつつも不貞行為をした場合や、不倫によって夫婦関係が壊れた場合は、不倫相手から既婚者の配偶者へ慰謝料が支払われることもあります。

3-3.金額の相場について

不倫の和解金に、相場はありません。もともと、不倫関係の慰謝料や和解金は、不貞関係の有無や関係が続いた月日、夫婦関係、子どもの有無など多数の項目で判断することになります。そのため、金額が明確になっていないのです。あくまで参考ですが、不倫における慰謝料の相場を以下にピックアップしてみました。

  • 離婚・別居せず、夫婦関係を継続する場合:50万~100万円
  • 不倫が原因で別居に至った場合:100万~200万円
  • 不倫が原因で離婚に至った場合:200万~300万円

3-4.和解書について

和解書は、夫婦間で作成するものと不倫相手との間で作成するものがあります。不倫における和解書は、後者がほとんどです。和解書には、不倫関係を解消する旨と慰謝料の分割払いにかんする契約などを記載することになるでしょう。一般的に、不倫の和解書で記載する事項は、以下のとおりです。

  • 表題(「和解書」など)
  • 不貞事実の確認
  • 謝罪条項
  • 慰謝料の定め(金額・支払い方法など)
  • 不履行にかんする定め(遅延損害金など)
  • 誓約次項(私的接触しない旨など)
  • 守秘義務条項
  • 求償権法規の定め
  • 清算条項
  • 和解成立日
  • 当事者の住所・氏名(自署)・捺印(なついん)

3-5.和解にまつわるトラブルについて

和解書の内容をすべて相手に任せたことで、事実とは異なる内容になるおそれがあります。和解書に記載する内容は、作成者側の一任となるため、希望どおりの内容にならずトラブルになることもあるのです。トラブルにならないためには、和解書の作成を相手任せにしないこと、作成の主導権を握ることがポイントと言えるでしょう。

4.不倫の和解~方法や注意点など

不倫で和解する場合、方法や用意するもの・短期成立のポイント・注意点などをきちんと把握しておかなければなりません。

4-1.和解の方法

和解をすすめるためには、その旨を相手に伝えなければなりません。意思を伝える際は、不貞行為の事実や慰謝料請求の旨・接触禁止など分かりやすくまとめることが大切です。直接、顔を合わせるのも良いですが、話し合いが難しい場合もあります。トラブルを防ぐためにも、弁護士など第三者を間に入れて、話し合いを進めたほうが良いでしょう。

4-2.用意するもの

和解のために用意してほしいのが、通知書です。通知書は、不倫の事実やこちらの主張を分かりやすくまとめて記載した書類となります。慰謝料請求をする場合は、相手方の氏名と居住所を把握しておかなければなりません。そして、慰謝料金額や支払い方法など条件がある程度まとまったら、和解合意書を作成してお互いの署名・捺印(なついん)をしてください。

4-3.短期成立のポイント

不倫の和解は、時間と労力がかかるおそれがあります。お互いが条件に納得しなければ、和解成立には至りませんので、短期成立のポイントをきちんと押さえておかなければなりません。短期成立のポイントは、自己主張をせずに相手の気持ちや意見を受け入れることです。自分の主張ばかり求めていると、相手も反発してしまいます。和解はお互いの譲歩が重要ということを、忘れずにいてください。また、自分たちで和解書を作成するよりも、専門家に依頼したほうが的確かつスムーズです。

4-4.注意点

話し合いに応じない・話し合いをしても交渉がまとまらないこともあります。そんな場合は、調停や裁判など次の手段を考えなければなりません。話し合いに応じないから、と逆上しないように注意してください。信頼できる弁護士に依頼して、調停・裁判の準備を始めましょう。

4-5.相談窓口

不倫の和解にかんして悩みや疑問点がある場合は、弁護士などの専門家に相談してください。法律や慰謝料については、知識を有している専門家にしか分からないことがあるからです。弁護士事務所の中には、無料相談を受けつけているところもありますよ。

5.不倫の和解~必要な証拠をつかむために

不倫の和解の第一歩となるのは、事実の確認です。事実確認ができる証拠がなければ、和解書の作成もできません。必要な証拠をつかむために必要な内容について説明します。

5-1.目的・重要性

不倫関係が分かる証拠は、事実関係をハッキリさせるための大切なものです。たとえば、配偶者の不倫を確かめたいとき、証拠がなければ「そんな関係ではない」と否定されてしまいます。しかし、写真や動画など決定的な証拠を提示すれば、素直に認めざるを得なくなるのです。事実関係をハッキリさせるためには、証拠をつかまなければなりません。

5-2.業者に依頼するメリット

仕事や家事で忙しい生活を送っていると、不倫の証拠を押さえることができませんよね。尾行が難しい場合は、業者に依頼することをおすすめします。探偵業を営んでいる業者に依頼すれば、契約期間中、対象者を尾行・追跡し不倫の証拠が入手できるでしょう。不倫相手と会っているときは、不倫相手がどのような人物かまで調査してくれるのです。

5-3.調査方法

不倫の調査方法は、対象者の張り込み・尾行・追跡が基本です。不倫相手と会っている場面に出くわしたときは、証拠の撮影や接触人物・浮気相手の特定・調査も行います。業者によって、調査方法が異なることもあるので、事前に確認しておきましょう。

5-4.業者の選び方

探偵業者を選ぶ場合は、以下のポイントに注目してください。

  • 丁寧かつスピーディーな対応か
  • 無料相談・無料見積もりを行っているか
  • 料金システムが明確になっているか
  • 探偵業の許可を取得しているか
  • 不倫や浮気調査の実績があるか
  • 低費用で調査が依頼できるか
  • 調査内容をきちんと報告してくれるか

5-5.費用相場について

調査費用は、業者や調査期間・調査員の人数などによって異なります。目安として、「探偵社アヴァンス」の調査料金を以下にピックアップしてみました。

  • 1日お試しパック(4時間):45,000円
  • 4日パック(16時間):190,000円
  • 6日パック(24時間):285,000円
  • 8日パック(32時間):380,000円

6.不倫の和解にかんしてよくある質問

不倫の和解にかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。

6-1.手切れ金の支払い方法は?

手切れ金は、不倫関係の清算を目的としています。そのため、基本は一括支払いです。分割で支払うことになれば、すべての支払いが完了するまで不倫関係を終わらせることができません。スムーズに和解するためには、一括払いが好ましいでしょう。

6-2.夫婦間で交わす和解書の内容とは?

夫婦関係を続ける場合は、和解書が大きな効果をもたらします。不倫の事実を記載した上で、夫婦間の合意事項を双方で確認しましょう。二度目がないように、口約束ではなく書面で記載したほうが効果的です。

6-3.和解書は公正証書にしたほうがいいのか?

公正証書は、裁判の判決と同じ効力があります。請求した慰謝料の支払いが滞った場合、公正証書にしておけば、裁判をしなくても財産や給料などの差し押さえが可能になるのです。起こり得るトラブルを未然に防ぐためには、公正証書にしておきましょう。公正証書は、公証役場で作成できます。

6-4.リアルタイムで調査内容は分かるのか?

株式会社アヴァンス」では、1時間ごとに電話・メールで現状報告を行っています。調査終了後は、裁判にも利用可能な報告書を提出しておりますので、安心してご依頼ください。

6-5.不倫相手が慰謝料請求することもあるのか?

独身と偽られて関係を続けたり、「配偶者と離婚して必ずあなたと結婚する」というような言葉を述べて関係を継続してきたりした場合、関係解消時に既婚者へ慰謝料請求が認められることがあります。慰謝料請求はケースバイケースなので、詳しいことは弁護士などの専門家に尋ねてみてください。

まとめ

いかがでしたか? 不倫の和解は、お互いがきちんと理解した上で譲歩し解決することです。穏便に不倫関係を終わらせるためには、和解が1番の解決策と言えるでしょう。しかし、デメリットもあるので、きちんと基礎知識を身につけておかなければなりません。不倫の和解に大切なポイントや注意点・方法などをきちんとチェックして、慎重にすすめていきましょう。