
浮気かも…とお悩みの人必見! 妻・旦那の浮気調査方法と対処法
もしかしたら、浮気をしているかも…と、妻や旦那、彼氏・彼女などに対して疑いが芽生えると毎日がつらくなりますよね。信頼していた大切なパートナーから、いつもとは違う雰囲気や言動をキャッチすると不倫?浮気?と疑う気持ちがムクムクとわき上がります。そんなときは、いつまでも1人で悩み続けるのはやめましょう。本当に浮気をしているのか、思い過ごしなのかはっきりすることが大切です。そこで、ここでは、妻や旦那、彼氏・彼女などの浮気疑惑にお悩みの方に向けてどうすればいいのか対処法をご紹介します。
- 浮気とは
- 自分でできる浮気調査方法
- 恋人や配偶者に浮気を認めさせるため大切なこと
- 浮気や不貞行為の証拠をつかむための方法
- 探偵事務所や興信所の調査内容や費用は?
- 探偵事務所や興信所選びの注意点
- 浮気が確定したときの対処法
この記事を読むことによって、相手の浮気を見抜けるとともに、その先どうしたらよいのかがおわかりいただけるでしょう。
1.浮気とは
ひとくちに「浮気」といっても、性別や年齢、価値観によって「どこまでが浮気か」という意見は異なります。皆さんはどのように考えているのでしょうか。
1-1.一般的にはどこまでが「浮気」なのか
「どこからどこまでを『浮気』とするか?」は、人によって考え方が千差万別です。そこで、アンケートなどで回答が多かった意見を男女別に取り上げてみました。
1-1-1.女性が考える浮気〜彼氏・旦那の浮気〜
「まあ、許せる範囲だなと思うこと」
- 仕事(同じ職場や取引先)でのお茶や食事の付き合い。
- プライベートで相談に乗る。
- メールアドレスや携帯電話の番号を交換する。
- 友人や仕事仲間の付き合いで合コンに行く。
「浮気かも?と思うこと」
- 2人きりで夜食事に行く。
- 2人きりで夜飲みに行く。
- よくメールや電話で連絡を取り合う。
「完全に浮気だなと思うこと」
- 買い物・映画・旅行など2人だけで外出をする。
- 歩くときに手をつなぐ・腕を組む・肩を抱くなど。
- キスやセックスなど肉体関係を持つ。
女性の場合は、2人ででかけたり肉体関係を持ったりすることは完全に裏切り行為であり浮気だと考えます。
しかしながら、「メールや電話もせず、肉体的な接触もないけれど好き」なことも精神的な浮気として「許せない」と考える女性は9割以上いるのです。
1-1-2.男性が考える浮気〜妻・彼女の浮気〜
男性の場合は、女性の浮気に関しては無頓着な部分が多いようです。女性の「浮気かも?と思うこと」にある項目も「特に浮気だとは思わない」人は多いようです。
その一方で…
- 手をつないだり、腕を組んだりする。
- キスをする、抱き合う、セックスをする。
などの肉体的なかかわりは激しく嫌悪(けんお)します。また、嫌がるだけではなくだけではなく浮気相手に対し直接攻撃をすることも多いようです。また、女性と比較するとパートナーに対しての気持ちが急にさめることも多く、いきなり別れを切り出すケースも少なくありません。
1-2.不貞行為(不倫)の定義とは
不倫とは、「人が踏み行うべき道からはずれること。特に配偶者でない者との男女関係」を指します。また、法律では「配偶者のあるものが、配偶者以外の異性と自由意志で肉体関係を持つこと」と定義されているのです。
つまり、婚姻届を提出した夫婦や婚姻届は出していないが内縁関係にある夫婦(事実婚)は、「お互いに貞操を守る義務」があり特定の相手と継続的な肉体関係を持つことは「不倫」になります。
恋人同士や婚約者同士の場合は、もし相手を裏切りほかの相手と肉体関係を持っても「浮気」であり「不倫」とは呼びません。
1-3.婚姻関係にある場合・婚約中の場合の浮気とは
1-3-1.婚姻関係にある夫婦の浮気
浮気とは「肉体関係の有無にかかわらず配偶者以外の人に心を移すこと」 です。
一般的には、夫婦の場合、1〜2回の肉体関係や風俗などで遊んだ程度なら「浮気」とされます。ところが、相手に本気になってしまい定期的にデートをしたり肉体関係を持ったりすると「不倫」となるのです。
不倫が配偶者にばれると、不倫相手や家族、職場まで巻き込んだ泥沼の戦いになり離婚に発展することも少なくありません。既婚者にとっての浮気は、結婚をしていない男女の浮気と比較すると、人生が狂うリスクが高いのです。
1-3-2.婚約中の浮気
婚約しているのになぜ浮気するの?と首をひねる人は多いと思いでしょう。けれども、実は婚約中に浮気をしてしまうケースは少なくないのです。
- 結婚の約束したことで安心して遊び心が芽生えた。
- 気持ちのゆるみからか、相手のいやな部分が目につくようになった
- 本当にこの結婚でいいのか不安になった。
- 結婚したらできないから今のうちに遊ぼうと思った。
などの理由で浮気をしてしまうようです。
婚約中の浮気は「不倫」とは呼ばれません。そのために、「たかが浮気でしょ」と罪の意識を持たない人もいるようです。けれども、場合によっては相手から別れを言い渡されるだけではなく慰謝料を請求されることもあります。
両方の両親に紹介した、婚約指輪をもらった(あげた)、結婚式の準備が進んでいる…などの場合は、婚約成立とみなされ相手を裏切ったほうが慰謝料や賠償金を支払わなければならないのです。
一般的には離婚の慰謝料よりは金額は安いといわれていますが相手も自分もさまざまなダメージを受けることになります。
2.自分でできる浮気調査方法
もしかしたらパートナーが浮気をしているかも…と思うと、気持ちが乱れつい感情的な行動に走ってしまう人もいます。けれども、浮気の確証を得るまでは冷静に行動することが大切です。まずは、パートナーが本当に浮気をしているのか…を、自分でチェックできる方法をご紹介しましょう。
2-1.妻の浮気調査方法とは
基本的に、女性(妻)のほうが浮気を隠すのが上手だといわれています。以下のようなことを「さりげなく」チェックしてください。
2-1-1.外出の回数が多くなった
今までと比べると外出の回数が多くなっていませんか。「友人と会う」「趣味の仲間との飲み会に行く」「仕事の付き合いで食事会がある」…など、さまざまな理由で外出したり、帰宅が遅くなったりする回数が急に増えたときは浮気の可能性もあります。「何日に誰とどんな用ででかけたか」をメモしておくと「水曜日の夜遅い」など、一定の行動パターンがつかめてくるでしょう。
2-1-2.メイクやネイル、ファッションに気を配るようになった
妻のメイクやファッション、ヘアスタイルには関心がない…という男性は意外と多いものです。最近、妻がメイクやネイルにお金や時間をかけたり、いつもと違うファッションをしたりしていませんか?もしかしたら、好きな人のためにキレイになろうとしていることも考えられます。香水が変わったり、オシャレな下着が増えたりしたときも要注意です。注意深く観察してみましょう。
2-1-3.家事や料理が手抜きになった
最近部屋が乱雑、手抜き料理が増えた、味付けやメニューが変わった…そんなときは、妻の気持ちがほかの人に傾いていることもあります。浮気は時間も体力も気力も使うものです。そうなると日常の家事などがおろそかになります。ただし、女性によっては、浮気がばれないようにいつもよりも完璧に家事をこなす…という慎重な人もいるので妻の性格も考えて観察してください。
2-1-4.携帯電話やスマートフォンを手放さない
トイレもお風呂も家事をしている最中も、携帯電話やスマートフォンを肌身離さずポケットなどに入れて手放さないときは、浮気が疑われます。電話・メール・LINE・SNSなどで浮気相手とやり取りしていることを夫が見ることができないようにガードしている可能性が大なのです。
2-2.旦那の浮気調査方法とは
基本的に、女性は男性(旦那)のウソを見破るのが得意です。男性のほうがさまざまな「ボロ」を出しやすいからでしょう。おかしいなと思ったら、以下のようなことをチェックしてください。
2-2-1.「出張」や「残業」が増えた
移動や昇進があったわけでもないのに、「泊まりがけの出張が増えた」「残業で遅くなる日が増えた」ときは要注意です。取引先との付き合い、上司や同僚との飲み会などを理由に帰宅が遅くなったときも疑わしいでしょう。
2-2-2.妻の前で携帯電話やスマートフォンに出ない
前項の2-1-4と同様に、旦那が携帯電話やスマートフォンを家の中でも手放さなくなったら浮気をしている可能性は高いといえます。一緒にいるときに夫の携帯電話に電話がかかってきたら態度を観察してください。
- 「その件でしたら、調べてから折り返しかけ直します」と仕事のふりをしてあっさり切る。
- 「お世話になっております」と挨拶をしつつ、ほかの部屋や外に移動して話をする。
- 「はい」「いいえ」「そうですね」など、事務的な返答しかしない。
本当に仕事の電話の場合もあるので見極めるにはさりげなく「どこから?」と聞いてみましょう。そっけない・怒る・あわてる・うるさがるなどの不自然な態度を取るときは浮気の可能性が考えられます。
突然ロックをかけ始めたり、こまめに着信履歴やメールを消したりするのもかなり怪しい状況でしょう。
2-2-3.趣味が変わった
浮気をしている男性は、相手の女性に好かれようとして趣味を合わせる努力をするものです。
- 最近テレビ番組の好みが変わった。(ニュースやスポーツ番組しか見なかったのに話題のドラマを見始めたなど)
- 音楽の趣味が変わった。
- ネクタイやシャツの好みが変わった。
- ヘアカットや毛染めをこまめにするようになった。
- オーデコロンの香りが変わった。(もしくは付けるようになった)
- 下着やシャツをひんぱんに取り替える。
など、趣味が変わるのは相手と話を合わせるため、外見の変化は相手に好まれたいため…ということが考えられます。
2-2-4.車の掃除をこまめにする
浮気相手を乗せてドライブを楽しむようになると車の掃除に気を使い始めます。浮気相手の髪やピアスなどの小さなアクセサリーなどが残っていないか、確認がてら証拠もみ消しのために掃除をするのです。以前よりもひんぱんに洗車をするようになるのも浮気が疑われます。抜き打ちでさりげなく車内の点検をしてみましょう。
- 助手席のシートの位置が変わっていないか。
- 収納スペースに観光地のパンフレットや入場券などが入っていないか。
- ダッシュボードの灰皿にいつもとは違う銘柄の吸い殻はないか。
- ゴミ箱の中に、観光地のコンビニやお店のレシートが入っていないか。
- 走行距離が異常に伸びていないか。
ただし、露骨にじろじろチェックすると怪しまれます。一緒に車に乗り、旦那が買い物に外に出たときなどを狙い相手にわからないように調べてください。
2-3.彼女・彼氏の浮気調査方法とは
一緒に暮らしている夫婦の場合は、よく観察すれば浮気の兆候は感じ取れます。相手がお風呂やトイレに入っている間に携帯電話やスマートフォンをチェックすることも可能です。けれども、一緒に暮らしていない恋人や婚約者の場合はどのようなことをチェックすればいいのでしょうか。
- 毎日違う時間にメールやライン、電話をして返事のスピードを観察する…夜電話に出ない・返事が遅いなどが続くときは要注意です。
- デートの回数が減る…残業や出張、家族やペットの病気など、こちらが無理をいえない状況を理由にデートを断る回数が多くなっていませんか。また、ドタキャンやイベント日(クリスマスなど)のデートを避けるようになるのも怪しいでしょう。
- 突然の訪問を断られる(1人暮らしの場合)…浮気をするようになると突然の訪問を嫌がりします。以前はいつ訪れても喜んでくれたのに急に「遊びに来るときは必ず連絡して」などといいだしたら浮気を疑ってみましょう。
- 長期旅行に誘ってみる…1週間〜10日ほどの海外旅行に誘ってください。浮気をしている場合、相手と連絡が取りづらくなる海外旅行は嫌がるでしょう。また、浮気相手と会う時間やデート費用も減るのもいやなはずです。さらに、浮気相手に「恋人と旅行に行くこと」を説明しなければならないので反対するでしょう。
- 終業時間に相手の職場で待ち伏せする…仕事が終わる時間に、相手の会社や職場の前でさりげなく待ち伏せをしてみましょう。相手が出てきたら偶然を装い「ちょうど終わるころかと思って」と食事に誘ってください。迷惑そうな顔をしたりあわてたりしないか表情をチェックしましょう。
上記のチェック方法はあくまでも「さりげなく無邪気を装って」やるのがポイントです。相手が浮気を認めざるおえない確証を得るまでは感情的にならず自然にふるまいましょう。警戒されないようにするのがコツです。
3.恋人や配偶者に浮気を認めさせるため大切なこと
恋人や配偶者の浮気がわかった後は「別れる・離婚する」「浮気を反省したらやり直す」など人によって選択は異なるでしょう。けれども、どちらにしても先に進むためには、まず相手が浮気を認めることが大切です。
3-1.浮気や不倫の証拠をつかむ
たとえ浮気現場に遭遇したとしても、弁解が上手な人なら即座に否定したりごまかしたりするのは簡単でしょう。相手が正直に浮気や不倫を認めるには逃れようのない証拠を突きつけるのが1番です。
愛する相手の浮気や不倫の証拠をつかむのはつらい作業になります。けれども、推測だけで不信をつのっても「あの人に限って浮気なんてするわけない」と現実から目をそらしても解決はできません。浮気や不倫は平気だし許せる…という人以外は、証拠集めを始めましょう。具体的な方法に関しては後の項で詳しくご紹介します。
3-2.相手を問い詰める際の注意点
浮気や不倫の証拠を見付けても感情的になって相手を攻撃したりののしったりしてはいけません。相手とやり直すにしても、別れるにしても話し合いをしなければ先に進まないのです。どのようなことに注意をすればいいのでしょうか。
3-2-1.冷静に切り出す
いきなり「浮気しているでしょ」と相手を攻撃するのはやめましょう。まずは、相手に浮気や不倫をしていることを認めさせることが再優先です。そのためには、相手にウソを吐かせるのがポイントになります。
たとえば、「先週の週末は急な大阪出張で疲れたでしょう」などとさりげなく話を向けてください。「急に上司の代行で」「取引先のトラブルで」などと話に乗ってくる可能性があります。やましければやましいほど口数は多くなるでしょう。「夜の付き合いも大変だね」と振って「夜も梅田の飲み屋を何軒も付き合わされて」など、「その日大阪にいたことを証明するような話」を引き出してください。
相手がいくつもウソを付くようにリードするのがポイントです。「そうなんだ。でも、その日の日付でお台場の映画館の半券が2枚ポケットに入っていたんだけど」とおもむろに証拠を突きつけてみましょう。いろいろと「大阪にいた」というウソを重ねた手前、動揺するはずです。また、観念してあっさりと浮気を白状するケースも多く見ることができます。
3-2-2.相手の人格・能力・外見を攻撃しない
浮気した旦那に…
- 「女にもお金にもだらしない性格だから」
- 「浮気なんかしてるから出世しないのよ」
- 「あなたみたいなおじさん、よく相手にするわね」
旦那が浮気した妻に…
- 「料理も満足にできないくせに」
- 「いい年したおばさんのくせに恥ずかしくないのか」
- 「オレの稼ぎで食わせてもらっているくせに」
など、相手の人格・能力・外見を攻撃すると2度と関係が修復できなくなることもあります。
3-2-3.浮気相手を罵倒(ばとう)しない
浮気相手を見たことがある、知っているなど、対象がはっきりしているとより怒りは激しくなります。「あんなつまらない女(男)のどこがいいの?」などと、浮気相手を罵倒(ばとう)したくなるでしょう。
けれども、激しく罵倒するあなたを見て妻や旦那の気持ちがさめてしまうこともあります。出来心の浮気でもう相手に対する気持ちはさめているのに、激しくののしるあなたを見ているうちに、浮気相手をかばう気持ちが芽生えてしまう危険性もあるのです。ののしりたくなる気持ちを抑えるのは大変ですがぐっとこらえて冷静にふるまったほうがあなたの評価は高まります。
4.浮気や不貞行為の証拠をつかむための方法
パートナーの浮気の証拠をつかむには自分で行う方法とプロに依頼する方法があります。
4-1.自分で行う浮気調査
自分で浮気の証拠をつかむには、どのような調査をすればいいのでしょうか。ポイントを挙げてみましょう。
- ポケット・財布・車の収納ボックス・かばんなどに、見知らぬ場所のコンビニやガソリンスタンドなどのレシート、観光地のチケットの半券などが入っていないかチェック。
- クレジットカードの明細をチェック。
- 携帯電話の発着信やメールの履歴チェック。
- パソコンのメールチェック。
- インター ネットの検索履歴をチェック。
これらを定期的に探ることで、浮気の証拠をつかめる可能性は大です。もし、怪しげなレシートやメールなどを発見したらカメラで撮影(日付入りで)しておきましょう。また、相手の行動を細かく日記に記しておくことも大切です。証拠と日々のデータを照らし合わせることで相手の浮気パターンを推定してください。ただし、あくまでもばれないように慎重に行うことが大切です。
4-2.探偵や興信所に頼む浮気調査
4-1のような調査は、慎重に行えば比較的簡単にできます。ただし、夜の尾行や出張先まで付いていくのはなかなか大変でしょう。また、浮気相手とあなたのパートナーがラブホテルに出入りする瞬間を写真で撮る…など、浮気の決定的な証拠となる写真は素人にはほぼ不可能といえます。
自分では浮気の確証がつかめない、決定的な証拠をつかみたい、法的な証拠を突きつけ離婚したいなどの場合は、探偵事務所や興信所など調査のプロに依頼するほうがおすすめです。
5.探偵事務所や興信所の調査内容や費用は?
探偵事務所や興信所に、浮気調査をするときに気になるのが調査内容や費用です。一般的な例をご紹介しましょう。
5-1.素人とプロの浮気調査の違い
一緒に暮らしている夫婦の場合、ある程度かばんや財布の中、パソコンや携帯電話などを調べることも可能です。けれども、証拠もみ消しに詳しい(もしくは浮気慣れしている)人なら、デートの証拠であるレシートやチケットは捨て、クレジットではなく現金で支払います。
また、携帯電話やパソコンを2台持ちして1つはいつでもパートナーがチェックできるようにわざと無防備に放置しているケースも少なくありません。そうなると浮気と確定できる証拠はつかみづらくなってしまいます。
素人とプロの浮気調査の違いは、「裁判になったときに確たる浮気の証拠となるものを集められるか」にあるのです。調停や裁判で「不貞行為」と認められるのは「肉体関係がある」場合になります。そのために、プロは素人では入手困難なラブホテルに出入りしている写真や映像、綿密な調査報告書など提出してくれるのです。
5-2.浮気調査や不倫調査の実例
5-2-1.夫の不倫調査の実例
常に浮気をしている旦那に嫌気を起こした女性が離婚を決意、証拠集めを探偵事務所に依頼しました。夫の退社時間に尾行をする調査を重ねたところ、ある日女性と待ち合わせレストランで食事後にラブホテルに入る姿を確認したのです。ホテルに出入りする姿を複数回撮影し証拠入手に成功しました。写真は確たる不貞の証拠と認められ、夫に慰謝料を請求し離婚成立となったのです。
5-2-3.婚約者の浮気調査の実例
数年の同せい期間を経て結婚を決意、双方の親にも紹介し結納を交わし結婚式場も決めたカップルの女性が彼の浮気調査を依頼しました。彼が、結婚式や新婚旅行の打ち合わせに不熱心でどことなくなげやりな態度なことから浮気を疑ったそうです。探偵事務所が調査をしたところ、1週間に1〜2度同僚の女性のマンションに泊まっていることが判明、さらにその女性が妊娠していることもわかりました。女性は調査報告書を見て婚約を破棄、同時に慰謝料請求も請求することとなったのです。
5-3.探偵事務所や興信所の無料相談
恋人や婚約者、配偶者の浮気や不倫を疑い悩み続けてどうしようもなくなったら1人で問題を抱え込むのはやめましょう。プロの探偵事務所や興信所に相談することをおすすめします。
とはいっても、探偵事務所や興信所と聞くと敷居が高い感じがして気軽に利用できないという人も多いでしょう。そこで、まずは利用してみたいのが無料相談です。
会社によって詳細は異なりますが、基本的には電話やホームページのフォームなどから申し込み、先方から連絡をもらったうえで無料相談(面談・電話・メールなど)へ…の流れになります。経験豊富で法的な知識もある相談員がアドバイスをくれるので、自分でどうすればいいのか気持ちを決めることができるでしょう。
5-4.探偵・興信所の料金を抑えるためにできること
浮気調査を探偵・興信所に依頼するときに1番気になるのは「いくらぐらいかかるのか」ということです。料金は、調査内容や期間によって異なります。少しでも調査料金を抑えたい場合は以下のようなことをするのがおすすめでしょう。
5-4-1.調査対象の情報は詳しく伝える
調査対象(夫や妻・婚約者・恋人)の情報はできるだけ詳しく伝えましょう。氏名・年齢・住所・勤務先など基本情報はもちろん、車のナンバーや携帯電話の番号、勤務先の場所や電話番号、通勤路線や駅、よく利用する店や通院している病院などわかっていることはまとめて伝えてください。基本情報を調べる手間が短縮される分、調査費用も抑えられます。
5-4-2.調査対象の写真を渡す
調査対象の正面顔や横顔、全身が写った写真を用意してください。できれば、通勤のスーツ姿や休日のカジュアルな姿などバリエーションがあるほうがいいでしょう。
5-4-3.自分で事前に調査をしておく
4-1で取り上げた「自分で行う浮気調査」をできるだけ行い、その結果を提出しましょう。また、日頃パートナーを観察して特定の曜日に帰りが遅い、特定の時間に携帯電話に着信やメールがある…など詳しくレポートしたものも添えるとよりわかりやすくなります。
つまり、「できるだけ調査対象となる人の情報を集めること」が調査料金を安く抑えるコツなのです。
6.探偵事務所や興信所選びの注意点
広告やインターネットにはさまざまな探偵事務所や興信所などの案内が掲載されています。初めて利用する人は、どこを選んでいいのか迷ってしまうでしょう。かといって、友人や知人に「パートナーの浮気調査をしたいのだけれどもいい業者を知っている?」と気軽に聞くのも難しいですよね。浮気調査業者選びはどのようなことに注意して選べばよいのでしょうか。
6-1.要注意!悪徳業者の特徴や事例
2015年の国民生活センター相談件数を見ると、探偵トラブルに関する相談は3084件となっています。その中で多いのが料金によるトラブルです。
- 激安料金と宣伝していたのに、実際は高額な追加料金を請求された。
- キャンセルしたら高額なキャンセル料金を請求された。
- 料金に対して調査内容や証拠が不十分。
また、「無料相談をしたら強引に契約された」「諸経費の明細があやふやで問い詰めてもはっきり答えない」などの事例もあります。
悪徳業者の特徴としては…
- 探偵業の届け出がない。
- ホームページに住所の記載がない(もしくは住所が存在しない)
- 料金体系が明確ではない。
- 電話の報告しかしない。
- 催促するまで報告をしてこない。
- 担当者となかなか連絡が取れない。
などが挙げられます。
浮気調査業者を選ぶときには、料金の安さだけに飛びつかないで事前にどのような会社なのかできるだけ調べることも大切です。
6-2.よい探偵事務所や興信所の特徴や選び方
良心的で信頼のおける探偵事務所や興信所の選び方のポイントを挙げてみましょう。
6-2-1.探偵業届け出証明書が確認できる
興信所や探偵事務所などが探偵業を営むときには「興信所・探偵業届け出証明書」を、業務開始前日までに公安委員会(警察署経由)に提出します。
ホームページを設けている会社であれば、会社案内の項目に「探偵業届け出番号」を公表しているので確認してください。
6-2-2.所在地が明確
事務所の所在地や電話番号、メールアドレスなどが明確に記載されているか確認してください。
6-2-3.料金体系が明確
「どこよりも安い!」「激安料金」とキャッチコピーに書いてある割りには、具体的な料金体系が書いていない事務所は要注意です。調査料金や料金内容を明確に表示し、さらに詳細に関しての問い合わせにも快く応じてくれるところを選びましょう。
6-2-4.電話の対応がよい
電話による無料相談を受け付けている事務所は多いので、そのときに料金についていろいろ質問してみましょう。質問をしても答えてくれず「とりあえず事務所で説明します」としか答えない場合は要注意です。きちんと対応してくれる事務所を選びましょう。
6-2-5.アフターサービスがある
調査を依頼してパートナーの浮気や不倫がはっきりしたら、その後どうするのかをサポートしてくれる事務所がおすすめです。離婚や慰謝料を請求することもあるので弁護士や司法書士などを無料で紹介してくれる探偵事務所なら安心できます。
7.浮気が確定したときの対処法
調査の結果、浮気が確定したらその後はどうしたらよいのでしょう。恋人同士の場合は、別れるか関係を続けるか当事者同士で話し合って結論を出すのが一番です。けれども、婚約関係や婚姻関係にある場合は、婚約解消や離婚へと話が進むこともあるでしょう。それぞれの対処法をご紹介します。
7-1.離婚するには
離婚は主に4つの方法があります。
- 協議離婚…お互いに同意のもと離婚届を役所に提出します。手続きは簡単ですが、事前に子供の養育費・財産分与・親権・慰謝料などについて話し合い取り決めをすることが大切です。また、その内容を離婚協議書など「合意文書」として残すようにしてください。強制執行認諾文付きの「公正証書」にしておくほうが賢明です。
- 調停離婚…協議離婚ができないときに裁判の前の段階で行われるのが調停離婚です。
- 審判離婚…調停離婚で合意できない場合には家庭裁判所が決定を下す審判離婚となります。決定に納得がいかなければ不服申し立てが可能です。
- 裁判離婚…審判離婚でも結論が出ない場合は裁判離婚となります。(地方裁判所が決定)
離婚は手続きが大変で膨大なエネルギーを必要とします。できるだけスムーズに話を進めるには、確実に不貞と認めてもらえる浮気現場の証拠写真や報告書、自分で集めた浮気の証拠が必要です。また、離婚に慣れているという人はいません。確実な浮気調査を行ってくれるとともに、弁護士や司法書士など離婚手続きのプロを紹介してくれる探偵事務所に依頼するほうがよいでしょう。
7-2.婚約関係を解消するには
結婚を控え、婚約者に浮気をされてしまい婚約解消したい場合も、離婚と同様に写真や映像など決定的な浮気の証拠が必要です。もちろん、相手の浮気を証明できるメールなどは写真を撮っておくなど自分でできる証拠集めも必要となります。正式な婚約(結納をした・結婚式場の予約をした・両親に紹介済みなど)をしている場合は、証拠があれば「不貞行為」として婚約解消でき慰謝料の請求ができるのです。
7-3.関係を続けるためには
離婚や婚約解消をせず、そのまま2人の関係を続けたいと望む人も少なくありません。
- 相手が正直に離婚を認めて謝罪した。
- ほんの出来心だったのでもうしないと誓った。
- 子供がいるから簡単に離婚できない。
- 専業主婦なので別れた後の生活が心配。
- 結婚式の案内を発送済みでいまさら取り消しできない。
など、相手への思いが残っているために別れたくない場合と、現実的な問題で別れられない場合があります。いずれにしても、今までどおりとはいかなくてもできるだけ良好な関係を気づくためにはお互いに努力が必要でしょう。
- 浮気相手と連絡が取れないように連絡先はすべて削除する。
- 秘密は持たない。(携帯電話などにロックをかけない、トイレやお風呂まで持ち込まないなど)
- 残業や出張のときにはウソをつかない。(自分がいる場所を撮影して写真付きメールをするなど信用してもらえる努力をする)
- 浮気を許した方はいつまでもネチネチ責め続けたり「浮気もののくせに」など何かにつけてなじったりしない。
- 2人で食事や旅行にでかけて、楽しい時間を共有する。
もちろん、なかなか簡単にできることではないでしょう。けれども、浮気をした方はパートナーの信用を取り戻す努力を、許した方は寛容さを相手に示すことが大切なのです。
7-4.慰謝料について
妻や旦那の不倫や浮気などの不貞行為が発覚した場合は、離婚するにしても婚姻関係を続けるにしても相手に慰謝料を請求できます。
慰謝料の金額は…
- 不貞行為の回数・期間
- 不貞にいたるまでの経緯
- 配偶者の精神的・肉体的ダメージ
などを考えるほか、離婚する場合は…
- 結婚期間の長さ
- 相手(不貞行為を働いたほう)の収入
- 子供の有無
などいろいろな事情をもとに決まるのです。一般的に、裁判所の慰謝料の相場は100〜300万円ほどといわれてますが事情によっては大きく異なります。
慰謝料の金額は、相手の浮気によって被害を受けたことを裁判所ではっきりと証明できるか…が関係してくるのです。確実に不貞行為とみなしてもらえる写真や映像などの証拠や、相手の浮気がもとで精神的な病になった場合は診断書などの証拠も有効になるでしょう。慰謝料の算出は素人では難しいものです。できるだけ相手から多く取るためには、弁護士などの専門家に相談をするほうがおすすめでしょう。
7-5.浮気や不倫の再発を防止する方法
どんなに、もう浮気はしないと相手が誓っても被害を受けたほうとしては100%信用することは難しいものです。そこで、「絶対に浮気をしない」という誓いを文書にすることをおすすめします。
- 2度と不貞行為はしない。
- 浮気相手とは絶対に連絡は取らないし会わない。
- もし浮気をした場合は離婚して慰謝料を支払う(具体的な金額も記入)
などを盛り込んだ誓約書を作成し署名押印をして保管しましょう。相手に心理的なプレッシャーをかけることができるのです。
さらに、7-3でも挙げたように、相手には公明正大さを求めるかわりに、自分もいつまでも責め続けないなどを実行するようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?パートナーの浮気が疑われるときは、どのような行動を取ればいいのかがおわかりいただけたかと思います。
大切なのは、そのまま悩んでいるだけではなく自分で証拠集めをしたり、プロに依頼をして決定的な証拠写真を撮影してもらったりなど行動に移すことです。
浮気かもしれない、でも勘違いかもしれない…と悩んでいるだけでは苦しいだけでしょう。
さらに、浮気がばれていないと思った相手が行動をエスカレートする恐れもあります。
浮気の証拠をつかんだ後は、別れるかやり直すかを考えてください。
浮気が確定した後のアフターフォローに乗ってくれる探偵事務所ならアドバイスもしてもらえます。
いつまでも悩んだり苦しんだりしていないで1歩前に踏み出してくださいね。