モラハラ夫への対処方法が知りたい。矯正は可能なの?

今、「モラハラ夫」の正体に気づき、逃げ出そうとする妻が増えています。
モラハラとはモラルハラスメントの略。
DV(ドメスティックバイオレンス)とは異なり、精神を攻め立ててくるので、周囲により気づかれにくいのです。
そこで、今回はモラハラ夫への対処法をご紹介しましょう。
モラハラ夫は外面がとてもよいため、結婚するまで気がつかないケースも少なくありません。
また、モラハラを受けたときに自分のことを守る方法もご紹介しましょう。
夫の態度がおかしいと感じている方は、一度この記事を読んでみてください。

  1. モラハラとは?
  2. モラハラ夫の特徴とは?
  3. モラハラ夫への対処法
  4. おわりに

1.モラハラとは?

モラハラとは、モラルハラスメントの略です。
精神的DVともいわれ、言葉や態度で相手を傷つけたり自信を失わせて自分に従うように仕向けたりする行動を指します。
上司と部下、先生と生徒など立場が上の人が下の人に行うことが多いでしょう。
このモラハラを妻に対して行うのが、モラハラ夫です。
上司や先生がモラハラを行っても、職場や学校を出れば解放されます。
しかし、モラハラを行うのが夫の場合は妻の逃げ場がありません。
身体的な暴力がない分第三者に気づかれにくく、精神的につらい思いをしている女性は少なくないのです。

2.モラハラ夫の特徴とは?

では、モラハラをする夫にはどのような特徴があるのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

2-1.ささいな理由で妻を責める

モラハラ夫はささいな理由で妻を責めます。
たとえば、カサを忘れて雨に降られた場合は、「お前がカサを持たさなかったのが悪い」と妻のせいにするのです。
モラハラをする人は、相手に非があるから責めるのではありません。
相手を責めたくて、わざわざ非を作るのです。
ですから、どんな態度を妻がとってもモラハラ夫は満足しません。
雨が降りそうなので「カサを持っていったらどうですか?」と妻がいうと、「そんなこといわれなければ俺が分からないと思うのか」と責めます。
黙ってカサを差し出せば「一言声くらいかけられないのか」と責めるでしょう。
夫に怒られたくないと妻ががんばればがんばるほど、精神的につらくなってしまいます。

2-2.自分が悪くても、妻のせいにする

モラハラ夫は、責任転換が得意です。
たとえ自分に非があっても、ガンとして認めないでしょう。
言い訳をして妻に責任をなすりつけます。
妻が「自分が悪かった」というまでそれを続けるでしょう。そんな人といつも一緒にいれば、妻はだんだん正常な判断ができなくなっていきます。

2-3.妻を束縛し、自分の思い通りに動かそうとする

モラハラ夫は、妻を自分の思い通りに動かそうとします。
ですから、妻が自発的に働きに行ったり誰かと会ったりすると不機嫌になるでしょう。
仕事をやめさせ、外部との連絡も可能な限り絶とうとします。
中には、一日何度も電話やメールをして居場所を確かめようとする夫もいるでしょう。
この辺りは、DVをする人と共通しています。

2-4.外面はとてもよい

モラハラ夫は、自分が第三者からどう見えるかということを非常に気にします。
ですから、他人の目があるところでは、決してモラハラをしません。
よき夫、よき父親を演じます。
モラハラ夫は、一見すると気難しい人との区別がつきにくい場合もあるでしょう。
しかし、気難しい人は誰に対しても気難しいのに対し、モラハラ夫は妻や子どもなど、特定の人にだけ傍若無人にふるまうのです。

3.モラハラ夫への対処法

この項では、モラハラ夫への対処法をご紹介します。
残念ですが、人の性質を変えることは非常に難しいのです。
ですから、縁を切ることも念頭において行動しましょう。

3-1.変だなと思ったら、第三者に相談しよう

モラハラをする人は、相手が自分より弱く自分の元から去っていかないと確信したときに本性を表わします。
ですから、入籍したり妊娠したりした瞬間に豹変する夫も珍しくはありません。
そのため、真面目な人ほど「自分が悪いのだ」と思いこんでしまいがちです。
しかし、これこそモラハラ夫の思うつぼ。
少しでも「何かおかしいな」と思ったら夫に行動を制限される前に、第三者に相談してください。
このときは、できるだけ同年代の人がお勧めです。
年配の人ほど離婚に否定的であり、「少しのことくらいがまんしなさい」とさとされてしまいがち。
これでは、相談の意味がありません。

3-2.夫の言葉は無視する

モラハラ夫の言葉をいちいち真(ま)に受けてはいけません。
相手は、妻が何をやっても気に入らないのです。
ですから、夫の理不尽な要求は無視しましょう。
なお、モラハラ夫が妻に取る行動のひとつに、無視があります。
夫が無視してきたら、これさいわいと自分も無視してください。
おろおろする必要はありません。
相手が自分の言葉に従わない、動揺しないと分かったら夫は急に弱気になるかもしれないのです。

3-3.別居や離婚を視野に入れて行動する

モラハラ夫と夫婦になる女性の中には、自己犠牲の精神の強い人もいます。
また、「私が彼を変えてみせる」と思う方もいるでしょう。
残念ながらモラハラをする人の性格を改善させるのは、非常に難しいのです。
DVの治療が専門医でも難しいのと同じこと。
モラハラを治すには、自分がやってきたことと向き合って反省し、何が悪かったのかを考えながら言動を正していかなければなりません。
でも、これは最もモラハラをする人が苦手とすることなのです。
自分の欠点と向き合うくらいならば、妻と別れて自分の意のままになる人を新たに見つけようとするでしょう。
また、妻に向かっていたモラハラを子どもに向ける可能性もあります。
ですから、可能ならばモラハラ夫とは別れた方がよいのです。

3-4.離婚に有利なように証拠を手に入れよう

DVを受けた方が診断書を取るように、モラハラを受けている方は夫の暴言を録音しておきましょう。
今はスマートフォンでも録音ができますし、小さなICレコーダーも販売されています。
手持ちのお金がなければ、クレジットカード決済にして通販で買うという方法もあるでしょう。
モラハラ夫の暴言は第三者が聞くと難癖をつけているようにしか聞こえません。
また、外面のよい人ほど自分の負の面を家族以外の人に知られるのを嫌がるでしょう。
なお、モラハラ夫は一度自分のいうことを聞いてくれた人には、激しく執着する傾向にあります。
ですから、離婚が成立してもストーカーになることもあるでしょう。
離婚する場合は住民票をブロックして、接近禁止令をつけるなど対処が必要です。

5.おわりに

いかがでしたか?今回は、モラハラ夫の対処方法をご紹介しました。
モラハラは暴力がないだけでDVと同じです。
また、モラハラを受けた人は極端に自尊心が低くなりやがてうつ状態になったり無気力になったりします。
ですから、「自分が悪いのだ」と思いこむ前に行動を起こしましょう。
なお、頼る人がいない場合は自治体のDVシェルターに避難することも可能です。
お近くの女性センターなどに相談してみましょう。
着の身着のまま逃げてもかまいません。
また、今回は男性から女性へのモラハラについてご紹介しましたが、その逆パターンもあります。
男性がモラハラを受けている場合は、女性よりもさらに第三者に気づかれにくいでしょう。
その結果、心に大きな傷を負ってしまう方も少なくありません。
男性でも女性でも配偶者が納得できないことをいっている、と思った場合はいうことを聞かずに、第三者に相談するところから始めましょう。