子育てに父親は絶対必要?片親でも子供が健全に育つその方法とは?

41fa5121-4cd7-468b-95b2-7771d389607c子育てに積極的に参加する男性を近年では「イクメン」と呼び、男性の子育てスタイルも様変わりしてきました。子供と一緒に遊んだり、ときには注意を促したり…果たしていったい、父親の育児スタイルはどのくらい子供への影響があるのでしょう。ここでは、子育てにとって父親の存在は必要か徹底分析してみましょう。

  1. イクメンの定義とその現状
  2. 子育てに父親は必要?その理由とは
  3. 夫婦の最終決断を下す前にできること
  4. 父親不在でも子供を健全に育てる方法があるか

1.イクメンの定義とその現状

最近よく雑誌などで目にする「イクメン」という言葉。その語源はかっこいい!イケている男性を簡略した「イケメン」が転じたものですが、その定義は子育てを楽しみ、育児に積極的に取り組む男性を意味しています。しかし、実際には子供と遊ぼうと思っても泣かれてしまう、母子のような親密なコミュニケーションがとれない、仕事との両立が難しいなど現状は厳しい様子。イクメンというパパ像に理想を抱きながらもその実情との違いに心が折れてしまう父親も多いようです。

2.子育てに父親は必要?その理由とは

得に幼少の頃の子供はお母さんが大好きです。そのため、子育てはどうしてもママが中心になってしまいます。しかし、実際にはこれが正しい子育てなのでしょうか?ここでは、子育てに父親が必要と言われるその理由について解説しましょう。

2-1.お母さんは絶対的な存在

子供は2〜3歳くらいの幼少期、お母さんが常にそばにいることで安心します。少しでもお母さんが離れてしまうと生まれたてのアヒルのように、後追いし、声をあげて泣いてしまうもの。その行動は、母子分離という不安心理が働いていることに起因しています。幼い子供は経験値が少ないため、先の見通しを立てることができず、母親の姿が視野から消えてしまうのはいなくなったも同然という不安にかられてしまうのです。

2-2.自我の確立

そんな甘えん坊な子供も、年齢と共に次第に自我が確立されます。いつもは母親の言うとおりに行動していたのに、いやいやと反抗してひっくり返ってしまったり、自分の意思で好き嫌いをはっきり口にしたりするようになるのです。この時期の子供の態度が示す心理には母親との二人だけの世界ではなく、それ以外の自分を取り巻くものに興味を持ち探索したいという欲求が働いています。

2-3.父親が必要とされる理由

この母離れの時期に重要なのが父親の存在です。いつもべったりの母親ではなく、父親が外界との旅先案内人のように手を引いて、社会に誘導することで自立心が芽生え始めます。しかし、父親が家庭に不在の場合には、この大切な過程をスキップしてしまい、やはり母親の側が一番と、本来なら外界に求める気持ちを母親への依存として深めていってしまうのです。

2-4.父性と母性、それぞれ子供に与える影響って何?

よく女性は感情的、男性は倫理的という言葉を耳にします。人によって多少差があるものの、一般論で言えば女性の方が感情的になりやすく、男性の方が感情に流されることなく秩序を重んじる傾向にあるのです。
そこで、大事になるのが子供に接する態度。子供に対しても冷静にダメなものはダメと現実の厳しさを教えることができるのが父親の父性と言えるでしょう。何をやっても結局は感情に流されて許してしまう母親は母性の働きから来ています。母性だけで育ってしまうと自分は特別な存在だと自己を過大評価し、将来的に対人関係に問題が生じる場合もあるでしょう。

3.夫婦の最終決断を下す前にできること

父親不在の影響が子供に及ぶことを恐れて、夫の浮気を見て見ぬ振りをしたり、安易に離婚に踏み切れなかったりするのは、よくあることです。しかし、これからの人生を考えればこの決断はかなり苦しいもの。ときには仮面夫婦のような愛情のない生活に、疲れ切ってしまうこともあるのでは?
このような場面に陥ったなら、一度冷静になって自分の気持ちを見つめ直してみましょう。夫との仲の良い頃を思い出し、その当時の写真を見直すのも一つの方法です。また、気持ちが離れてしまうのは浮気をする男性だけでなく女性側にも責任があるかもしれません。忙しいからと冷たい態度で接していると、少しずつ心は離れていってしまうものです。夫への気持ちが少しでも残っているなら、気持ちを改め優しく接してみましょう。人間は感情の生き物。相手の態度が変わることは当然期待できます。子供にとってもサッサと離婚する選択より、問題解決にむけて困難を乗り越える選択を見せる親に共感と尊敬の念を持つはずです。

4.父親不在でも子供を健全に育てる方法がある

夫婦という形を解消するとまず心配なのが子供への影響です。しかし、両親がそろっていない場合でも育て方次第で子供は健全に育つと言われています。ここでは、その定義について解説していきましょう。

4-1.離婚を選んだらまず子供にすることとは?

子供は離婚という決断に至ったからといって、両親のどちらが悪いのか知りたいのではありません。まず不安を抱く子供に対し責任を持って愛情を注(そそ)ぎ続けることを伝えましょう。また、子供を育てるうえで覚えておきたいのは、子供が成長する過程で必要となる母性と父性の必要性です。母性とは子供の欲求を優しく受け止める愛情で、善悪の分け隔てなくすべてを満たす優しさがそこにはあります。それに対し父性は忍耐や社会的ルールを学び社会に順応していくために自分がしたことに責任をとるということ。善と悪を区別して指導することが父性には含まれているのです。心理学上では父親だけが父性を持ち、母親だけが母性を持つというものではありません。誰でも母性と父性を持ちあわせていると言われています。つまり、母親でも父性を子供に与えることは可能なのです。

4-2.父性と母性、忘れていけないルールとは

そこで、大事なのはこの母性と父性の順番。子供の成長過程のうえで母性能力を学んだ後に、父性の資質を受け止めることができれば、たとえ片親であっても子供は健全に育つことができるのです。つまり、子供は成長過程で母性の深い愛情を学び自分が愛される価値のある人間だということを認識し自己を確立していきます。そして、その後に父性的な社会的ルールや道徳を学べば、子供は健全に社会に順応していくことができるでしょう。しかし、愛情あふれる母性が不足すれば子供は自己評価が低くなります。やがて父性の示す社会的規範も受け入れることができず、一方的に社会ルールを押し付けられたと勘違いしてしまうでしょう。この場合、やがてその子供は反社会的行動をとってしまうという負のスパイラルに陥ってしまうのです。意外にあまり知られていないこの父性と母性の重要性。順番も踏まえてしっかり子供に与えることが肝心と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?この記事では子育てに父親は欠かせないものか、子供に及ぼすその影響力についても解説してきました。

  1. イクメンの定義とその現状
  2. 子育てに父親は必要?その理由とは
  3. 夫婦の最終決断を下す前にできること
  4. 父親不在でも子供を健全に育てる方法がある

以上について知ることで、夫婦という絆(きずな)が壊れてしまっても、子供に与える影響を最小限にとどめ、健全に子供を育てることができるでしょう。