
共働きの家事分担でもめるのはもうイヤ?上手な分担のコツを解説!
夫婦で共働きの場合に必ず問題になるのが、家事分担ですよね。
今回は、共働きのご夫婦の方のために、家事分担を上手に行うコツを解説しましょう。
また、家事に協力的でない夫に対して不満を持っている女性には、家事を引き受けてもらう方法についても解説するので、お役立ちですよ。
共働きの夫婦が末永く円満に暮らすためには、適切な家事分担が必要です。
ご一緒に学んでいきましょう。
1.夫婦共働きの場合に家事分担でもめる理由
夫婦共働きになると、多くのご夫婦で問題になるのが家事分担です。
まずは、どんな理由が主な原因でもめているのか、ひとつずつ確認していきましょう。
1-1.夫婦で分担を決めても結局は妻がやっている
最初に話し合って決めたのに、なぜか気が付くと妻側ばかりが家事をしている、という状況はままあることです。
これでは、妻側の不満は高まるばかりでしょう。
夫の仕事が多忙で残業が続いたりなど、時間的・物理的に難しいのならともかく、特に理由もないのでは、納得がいきませんよね。
家事分担を決めたの、ルールが守られていないのなら、はっきりと不満を伝えると共に、現状を改善していきましょう。
もしかしたら、夫側の認識が足りないだけで、今後は家事をこなしてくれる可能性もありますよ。
1-2.夫側が楽な家事しか分担しない
これも妻側の不満の原因になる点ですが、夫側が楽な家事しかしないケースも見られます。
具体的には、料理はやるけど後片付けはやらない、などですね。
また、洗濯をしても、干したりアイロンがけをしたりまではやらない、というパターンもあります。
この場合も、足りない部分を妻側が行うことになるので、本当の意味で分担できているとは言えないですよね。
まず、料理なら作るだけでなく、洗い物を終わるまでとしましょう。
また、洗濯なら洗うだけでなく、干して取り込み、その後アイロンかけまで行う、など、どこまでやるべきか範囲をきっちり決めるのです。
もう一度、夫婦でそれぞれの家事の分担範囲を確認しておきましょう。
1-3.家事のやり方が気に入らなくて不満
家事のやり方が気に入らなくて、不満が募ることもありますよね。
夫婦それぞれで育ってきた環境が違いますし、また自分流のやり方というものもあるでしょう。
夫婦とはいえ他人なので、どんな家事でも細かい点を見れば、やり方が違って当然です。
自分だったら、そんなやり方はしないのに、という方法で相手が家事を進めたら、たしかに不満に思うでしょう。
どうしても許容できない場合は、さりげなく自分が望む方法を見せてみたり、こうした方がもっといいと伝えたりすると良いですよ。
2.家事分担を上手に行うコツ!
やはり共働きを続けていくためにも、夫婦間の家事分担は必須です。
ならば、上手な分担を試みることで、現状を打開していきましょう。
2-1.夫婦の勤務時間帯を考慮した分担にする
家事分担をうまく振り分けるためにも、最初に、夫婦の仕事の負荷と勤務時間帯を正確に把握することから始めましょう。
このとき、通勤時間も考慮するのがコツです。
こうして、お互いのフリーの時間に無理のないように、家事分担を振り分けていくと良いでしょう。
たとえば、残業が多くて夜遅く帰宅しがちの場合は、夕食の用意など夜行うべき家事分担を免除する、などですね。
ただし、妻側が育児などの理由で時短勤務扱いになっている場合は、その分の負担を軽減して考えるプランにしておきましょう。
2-2.夫婦双方の得意分野で主に分担をする
夫婦でお互いに得意な家事分野を分担すると、ストレスも少なくうまくいくものです。
きれい好きな夫側が掃除を担当し、料理好きな妻側が食事の用意を担当する、というように考えましょう。
まずは、双方がやりたい分野、これならやってもいいかなと思う分野を担当にするのです。
その上で、必要な家事分担を細かく決めましょう。
得意分野中心の家事分担ならば、問題も少なく、むしろ双方が楽しみながら続けられますよ。
2-3.勤務状況を考慮してどちらかできる方が分担する
家事分担のもうひとつの方法として、最初から細かく分担せずに、そのときにできる方がやる、としておく手もあります。
そもそも家事分担を分野別にきっちりと決めて、それに沿って行うことができれば、何も問題はないですよね。
ですが、思わぬハプニングが発生したり、お互いの仕事の状況も当初の予想より大きく変化したりなど、もあるでしょう。
この場合は、家にいる方ができるだけ家事を行う、先に帰宅した方が夕食の準備をする、などのルールを作っておくのです。
この方法なら、客観的にできる方が家事を行うのですから、平等な負担と言えますよね。
3.夫が家事分担に非協力的な場合の対応方法
残念ながら、男性の中には“夫は主な稼ぎ手なのだから、家事分担までしなくても良い”と考えている人も多いものです。
このように、夫が家事分担に非協力的な場合の対応方法をご紹介しましょう。
3-1.家事分担にメリットがあることを明確に話す
夫婦平等だから家事分担も当たり前、確かにそうなのですが、正論をつきつけたところで、この手のタイプの男性を動かすことはできません。
なので、家事分担にメリットがあることを明確に話しながら、説得するのです。
これだけやってもらえれば、妻側がどんなに楽になって仕事もはかどるか、できるだけ具体的に提示しましょう。
一例として、夫が家事分担をしてくれれば、その分自分も仕事に集中できて給与アップの可能性が上がるので、マイホームの夢も早く近づく、などですね。
とにかく家事負担してくれないと困る、のように抽象的に言っても納得してくれないでしょう。
男性は、具体的な例を挙げて説明される方が、脳内イメージも湧いて納得しやすいのです。
3-2.初めから多くを望まず少しずつ分担してもらう
一人暮らし歴が長い男性の場合は、家事の経験もあるので良いのですが、実家暮らしでそのまま結婚となった場合は、家事自体の経験値が不足しているものです。
このような男性に、最初から夫婦同等、もしくはそれに近い割合での家事分担はかなり厳しいことでしょう。
この場合は、お皿洗いはしてもらうとか、朝のゴミ出しから始めてもらう、など、少しずつ簡単な家事からやってもらうようにするのです。
いきなり料理担当や掃除担当、洗濯担当、は無理だとあきらめ、少しずつ妻側が導いていくしかありません。
やったことがない家事があって分担してもらいたいのならば、教えていきましょう。
3-3.家事をした後で感謝の気持ちを伝える
もし、夫が家事をしたらとにかくその後に“ありがとう”と感謝の気持ちを伝えることです。
誰しも、“ありがとう”と言われて嫌な気持ちになる人はいませんからね。
自分は当たり前にこなしている家事なのに、なぜ褒めなくてはならないのかと思うかもしれません。
特に、夫に一度も“ありがとう”と言われていないのなら、なおさらでしょう。
しかし、この手の家事に非協力的なタイプを動かすには、家事を行うと妻がこんなに感謝してくれるのだ、というプラスの気持ちを植え付けるのが有効なのです。
うまくいけば、“次回も家事を行おう”と夫の意識を変えられるかもしれません。
4.まとめ
夫婦共働きの場合、家事分担の問題は、尽きることのない悩みですよね。
ですが、双方が不満を持つ理由を改めて考え、改善方法を模索し、実行するしかありません。
最後に、家事分担をうまく行うコツをまとめておきましょう。
- 夫婦の仕事環境と時間帯を考慮した無理のない分担にする
- できるだけ双方の得意分野を考えた分担にする
- 夫婦の勤務状況を見ながらできる方が行う方法も考える
お互いができる限りストレスにならない家事分担を行うには、とにかく話し合うことが前提となります。
面倒になりがちな家事分担問題ですが、ぜひとも今回の記事を参考に、見直してくださいね。