取るに足りない夫婦喧嘩。仲直りの秘けつ・解決方法はこれです!

「夫婦喧嘩は犬も食わない」と言う言葉もありますが、つまらない争いはできれば避けたいものです。でも、長い人生のパートナー。いくら仲がよいといっても、たまには喧嘩もします。「喧嘩をするのは仲がいいから」ともいいますし、喧嘩しないようにオドオドするよりも、喧嘩したときに、どうやって仲直りをするか。こちらの方を考えてはどうでしょうか? 夫婦喧嘩の仲直りの秘けつと解決法を紹介します。

  1. 夫婦喧嘩の原因
  2. 夫婦喧嘩のルール
  3. 夫婦喧嘩の仲直りの秘けつと解決法
  4. 離婚に発展しそうな夫婦喧嘩は?
  5. まとめ

1.夫婦喧嘩の原因

夫婦喧嘩の原因はさまざまです。なかには、ご主人か奥様の不倫や借金といった深刻な理由から、家族や親せきまで巻き込んだ喧嘩もあるでしょう。こうなると、離婚の問題へと発展する可能性も大です。ここでは、こうしたケースを除いた夫婦喧嘩の原因を中心にお話します。

ある調査で夫婦喧嘩の原因を調べました。結果をランキングにしています。次のとおりです。

  • 1位:いい方が乱暴などの言葉づかいや物言い
  • 2位:片付けや掃除などの生活態度
  • 3位:無断外泊や連絡なしの遅い帰宅など
  • 4位:家事などに協力的でない
  • 5位:給料や生活費、こづかいなどの金銭

上記の5つに関することがベスト5です。
売り言葉に買い言葉、自己中心的な行動、ルーズな生活態度。これらが夫婦喧嘩の背景にあるようです。他人が見れば、実に些細(ささい)なことから起きているケースが多く見受けられます。
たとえば「化粧くらいしろ」といったひと言、テレビチャンネルの勝手な変更、掃除の邪魔になる休日のごろ寝などです。極端な例をあげると、食事のときに、最後のビール1杯を巡って喧嘩になり、警察まで巻き込んだトラブルになったことさえあったといいます。
喧嘩の原因は、だいたい、ご主人側にあるようです。ただ、PMSといって、女性は生理の1週間くらい前から、イライラしたりする症状があります。そんなときには喧嘩になるケースもありますから、ご主人には思いやりをもってほしいものです。

2.夫婦喧嘩のルール

夫婦喧嘩をすると、つい、相手をやっつけようという気になってしまいます。でも、そもそも夫婦喧嘩は、勝ち負けを決めるものではありません。「勝った」「負けた」といっても、むなしさや気まずさが残るだけでしょう。むしろ、喧嘩のあと、お互いをどう理解し合うかが大切です。そのためには、夫婦喧嘩にもルールのようなものがあります。

2-1.暴力は振るわない

夫婦喧嘩で一番やってはいけないことです。DVが積もり積もっていくと、離婚にまで発展してしまいます。

2-2.容姿や人格を否定しない

喧嘩とは関係ないのに、容姿の特徴などをあげて悪口をいう場合があります。あるいは、人間性を否定するような言葉も。絶対にダメです。何気なくいった言葉に含まれている場合も多いので、気をつけましょう。

2-3.一方的に終わらせない

「もういい!」。そうやって話し合いを一方的に打ち切ってしまうことも、よくあることです。ずっと引きずって、しこりが残るだけでしょう。話が長くなる場合は、区切りをつけて終わり、次はいつということを決めるといいと思います。そして、いつまでも引きずらないのもルールの1つ。終わったらノーサイドです。

2-4.相手を無視しない

無視する原因は、口喧嘩では相手に勝てないと思って、口を閉ざす場合があります。うまく言葉では伝えられないときもそうです。これも喧嘩を長引かせる原因になります。女性の場合、無言を貫くのも効果があるかもしれません。しかし、男性の場合、限界を超えると、いきなりDVに発展する可能性もありますから、配慮が必要です。

2-5.子供を巻き込まない

子供を巻き込んだ喧嘩も禁物です。PTSD(心的外傷後ストレス障害)など、精神障害を引き起こすこともあります。

3.夫婦喧嘩の仲直りの秘けつと解決法

人生のパートナーですから、いつまでも喧嘩を続けていくことはできません。でも、どうやって仲直りをすればいいか、なかなか難しいですよね。タイミングもあるでしょう。仲直りの秘けつと解決法を知って、1日も早く、もとのご夫婦に戻ってください。

3-1.相手の気持ちになって考えてみる

喧嘩は、どうしてもお互いの言い分を、一方的に主張するパターンになりがちです。ちょっと冷静になって、相手の気持ちになって考えてみませんか?相手の言い分をすべて受け入れるのは難しいでしょうが、理解できる意見はあるはずです。そこから相互理解が深まり、仲直りにつながります。

3-2.仲直りの早道は歩み寄り

相互理解が深まれば、自然と歩み寄りができます。「つい、いい過ぎた」「こっちこそ」。そんな会話も出てきて、早く仲直りできると思います。そうなったら、これから同じような喧嘩をしないために、今後のことも考えながら前向きな会話ができるでしょう。

3-3.損得勘定より2人の今後

「こっちは悪くないのに、先に謝るのは損だ」。そんな方もいるようです。夫婦喧嘩のルールの項で「勝った」「負けた」ではないことをお話しましたが、損得勘定で考えるのもダメ。早く仲直りしたいなら、たとえ損だと思っても、グッと抑えることも必要でしょう。仲直りしてしまえば、「損だ」「得だ」は全くの無意味。どこかに吹き飛んでしまいます。大切なことは2人の今後です。
同じようなことに、プライドの問題があります。「それはプライドが許さない」とは、男性がよく口にする言葉です。でも、女性にもプライドはあります。プライドにこだわっていては、解決も遠のくばかり。重要なのはプライドですか、それとも、これからのお2人と家族ですか?ちょっと考えればわかることでしょう。

3-4.グッとくる解決法はこれ!

うまく仲直りしたという人たちの解決法を紹介します。
男性がグッときたというのは手紙。奥様の思いが切々と伝わる手紙は、思った以上に効果がある解決法のようです。ご主人から奥様への手紙もそうでしょう。ぜひ試してみてください。メールよりも、肉筆の手紙の方が、より効果的なようです。
これ以外にも、さりげなくご主人の好きな料理をつくってあげること、好きなお花のプレゼント、2人で食事や映画に出かけることなど、いろいろあります。夫婦喧嘩の解決法だけでなく、絆(きずな)
を深めるいい方法です。

3-5.上手な夫婦喧嘩をしよう

同じ夫婦喧嘩でも、上手な喧嘩とダメな喧嘩があります。感情をぶつけ合う喧嘩は、ノーです。それよりも、たとえ不満を感じても、さりげなく相手に伝えるような配慮をすれば、同じ喧嘩でも、ののしり合いまでは発展しないでしょう。穏やかに話せば、解決も早まります。上手な喧嘩をしてください。

4.離婚に発展しそうな夫婦喧嘩は?

些細(ささい)なことから始まった喧嘩も、数が多くなれば、性格の不一致ということで離婚に発展する可能性もあります。それよりも重大なのは、夫婦喧嘩の原因の項で紹介した不倫の場合です。特に、これまで離婚のことを口にしたことがない相手が、急に別れ話を切り出してきたら、不倫を疑った方がいいと思います。
はっきりさせたいならば、調査会社に依頼して確かめるのも方法です。借金が疑われるような場合も同様でしょう。きちんと証拠をつかんだうえで、離婚するのか、関係を修復するのかを、2人で話し合ってください。

5.まとめ

夫婦喧嘩の原因と解決法を中心に紹介しました。要点をいま一度、整理します。
喧嘩の原因は、

  • いい方が乱暴などの言葉づかいや物言いに関すること
  • 片付けや掃除などの生活態度に関すること
  • 無断外泊や連絡なしの遅い帰宅などに関すること
  • 家事などに協力的でないなど家事に関すること
  • 給料や生活費、こづかいなどの金銭に関すること

夫婦喧嘩の仲直りの秘けつと解決法は、

  • 相手の気持ちになって考えてみる
  • 仲直りの早道は歩み寄り
  • 損得勘定より2人の今後
  • グッとくる解決法はこれ
  • 上手な夫婦喧嘩をしよう

夫婦円満の秘訣を5つあげると、「会話」「思いやり」「感謝の気持ち」「適度な距離感」「食事」だという調査があります。これは、夫婦喧嘩の解決にも通じるものがあるでしょう。参考にしながら早く解決し、もとの円満なご家庭を築いてください。