シングルマザーってやっぱり大変? 苦労するのはどんなこと?

現在では、シングルマザーは珍しくなくなりました。テレビや雑誌で、がんばっているシングルマザーの特集が組まれることも多いです。それを見ると、「不仲な夫とがまんして生活するより、シングルマザーになろうかな」と考える方もいるでしょう。

確かに、シングルマザーは自治体の補助も手厚いです。それでも、夫婦で子育てをするより大変なことも多いでしょう。

そこで今回は、シングルマザーならではの苦労などをご紹介します。今は、子どもがいても離婚する夫婦も珍しくありません。しかし、シングルマザーになるのならば、入念に準備をしてから離婚を選択しましょう。

シングルマザーになることを考えている方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

  1. シングルマザーの抱える問題は?
  2. 金銭問題以外にシングルマザーが抱える不安
  3. 子どもがいる家庭は離婚をしない方がいい?
  4. シングルマザーになる前にやっておきたいこと

1.シングルマザーの抱える問題は?

今、子どもの貧困が問題になっています。
17歳以下の子どもがいる世帯の貧困率は、15.1%と決して高くはありません。
しかし、これがひとり親家庭となると54.6%と、一気に上昇します。
さらに、生活が苦しいと感じている母子家庭は49.5%にのぼる、という調査結果も報告されているのです。
つまり、シングルマザーの約半分が、「食べるだけで精いっぱい」という暮らしをしているのでしょう。
女性の社会進出が進んだとはいえ、子育て中の女性の多くがパートや派遣などの非正規雇用で働いているのです。
離婚したからといって、すぐに正社員の職が見つかるわけではありません。
その結果、低賃金のまま子どもを育てるシングルマザーが多いのです。
自治体から補助が出ますが、それでも足りないという家庭が大半でしょう。
ちなみに、シングルマザーの平均年収は181万円だそうです。
この年収では、ひとり暮らしも大変でしょう。

2.金銭問題以外にシングルマザーが抱える不安

シングルマザーの大変さは、収入だけではありません。
ひとり親の場合は、協力したり相談したりする人がいないケースが多いのです。
ですから、問題が起きても解決しにくく、最悪の事態になるまで周囲が気づかないケースもあるでしょう。
また、子どもに目が届きにくくなるため、不登校などの問題が起こっても見落としがちです。
さらに、若いシングルマザーの場合は、すべてが嫌になって子どもの前から姿を消してしまう人もいます。
そのうえ、まだまだ世間の目はシングルマザーにとって厳しいものです。
離婚したら周囲の人の態度が変わってしまい、悲しい思いをしたシングルマザーも少なくありません。

3.子どもがいる家庭は離婚をしない方がいい?

ここまで記事を読んだ方の中には、「やっぱり子どもがいる夫婦は、離婚しない方がよいのだろうか」と悩む人もいるでしょう。しかし、夫が妻や子どもに暴力を振るったり浮気をくりかえしたりする場合は、子どもに悪影響を与えます。
夫婦仲がよくない家庭の子どもは、心に深い傷を受けて成長することもあるでしょう。
ですから、シングルマザーを選択することが、最善の道のことも多いのです。

4.シングルマザーになる前にやっておきたいこと

シングルマザーで子どもを育てながらも、余裕のある生活をしている方もいます。
この項では、シングルマザーになる前にやっておきたいことを紹介しましょう。
ぜひ、参考にしてください。

4-1.安定した仕事に就く

子どもを育てながら余裕のある生活を送るためには、安定した仕事に就くことが第一です。
離婚する前に、まずは仕事を見つけましょう。
パートや派遣をしかないという場合は、正社員登用制度があるところを探してください。
また、自治体によっては准看護師や介護士の資格取得を目指すシングルマザーに補助金を出しているところもあります。
パートや派遣社員として働きながら資格を取得すれば、正社員にもなりやすいでしょう。

4-2.養育費についてしっかりと取り決めを行う

養育費は、子どもの権利。
現在、離婚後にずっと養育費を払い続けている男性は残念ながら少数派です。
特に、子どもが小さいころに離婚をした場合は、途中で養育費の支払いがとぎれることが多いでしょう。
そのため、養育費が支払われなくなった場合は、給与を差し押さえるなどの念書を交わしておくとよいですね。
可能ならば、弁護士立ち会いのもとで作成し、夫の勤務先に念書の写しを預けておけば完璧でしょう。
さらに、養育費を一括でもらい受けることもできます。
元夫とできるだけかかわりたくないという場合は、一括で払ってもらうとよいでしょう。

4-3.利用できる制度を調べておく

シングルマザーへの補助金や減税制度は、自治体によって異なります。
また、制度は自分で申告しない限り使えません。
ですから、離婚する前にシングルマザーが使える制度を調べておきましょう。
また、いざというときに頼れる場所も調べておくとよいですね。
病児保育をしてくれる場所や、シングルマザーの悩みを相談できるNPO法人、ファミリーサポート制度などはいつかお世話になるかもしれません。

4-4.頼れる人を作っておく

シングルマザーは、父親役と母親役をひとりでこなさなければなりません。
ですから、精神的な負担はかなり大きいでしょう。
人は、いつでも元気いっぱいというわけではありません。
誰かに助けを求めたいときもあります。
そんなときに、頼れる人を作っておきましょう。
両親や兄弟姉妹が頼れるなら、遠慮なく頼ってください。
また、頼れる友人がいるなら心強いですね。
さらに、シングルマザーの心のよりどころを作ろう、と活動しているNPO法人もあります。
そのような団体の連絡先を知っておくと、いざというときに頼りになる可能性もあるでしょう。

4-5.感情にまかせた行動はしない

夫婦の関係がぎくしゃくしてくると、感情的になる方もいるでしょう。
売り言葉に買い言葉で、離婚届に判をついてしまう人もいるかもしれません。
しかし、離婚こそ冷静な判断力と行動力が必要です。
特に、夫の浮気が原因で離婚をする場合は感情的に話を勧めてしまい、慰謝料や養育費の話し合いができなかったというケースもあります。
子どもを育てるには、お金がかかるのです。
慰謝料や養育費のことはしっかり確約してからハンコをついてください。
そして、安定して生活できる環境を整えてから、離婚の話し合いを始めましょう。
そうすれば、シングルマザーになっても心配ありません。
また、夫の浮気が原因で離婚を考えている場合は、証拠をつかんでおいてください。
慰謝料が請求できます。

おわりに

いかがでしたか?
今回はシングルマザーの大変さや苦労しやすいことなどをご紹介しました。
まとめると

  • シングルマザーは、経済的に困窮しやすい。
  • 助け合う人がいないので、子どもに目が届きにくくなる。
  • シングルマザーになるならば、安定した生活を送れる環境を作ることが大切。

ということです。
子どもが小さいうちに離婚するほど、シングルマザーは大変になります。
正社員でも、残業や出張ができないとリストラの対象になる場合もあるでしょう。
ですから、シングルマザーになる決心をつけたら、職場にも理解を求めましょう。
また、自治体によってはシングルマザーを積極的に雇用するところもあります。
また、インターネットには、シングルマザー同士が交流するSNSもあるのです。
匿名で悩みを相談したり、愚痴をこぼしたい場合は利用したりしてみましょう。