
浮気発覚の後に夫婦仲を修復する方法は? やるべきことはどんなこと?
結婚したからには、配偶者以外の異性と必要以上に親しくなってはいけません。しかし、人は過ちをおかすもの。浮気をしてしまう方もいるでしょう。配偶者が浮気をした場合、離婚する夫婦もいます。しかし、その一方でやり直す夫婦もいるのです。
そこで今回は、浮気発覚した後に夫婦仲を修復する方法をご紹介しましょう。修復がうまくいかないと、浮気発覚後から年月がたってから離婚する可能性も高いのです。浮気をしたことを後悔して、夫婦関係を築き直したいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
1.浮気を上手に始末する方法は?
夫婦仲を修復する方法をご紹介する前に、浮気を上手に始末する方法をご紹介しましょう。
浮気の始末がうまくいかないと、結局はしこりが残ってしまうのです。
1-1.配偶者と浮気相手の双方にペナルティを課す
浮気は、配偶者に対する重大な裏切り行為です。戦前は、「姦通罪」という罪がありました。これは、既婚女性が既婚男性と肉体関係を持ったときに適応される法律です。第二次世界大戦後に廃止されましたが、「浮気は罪である」と国家も認めていました。浮気が発覚した場合、「気の迷いだった」「ほんの遊びだった」「愛しているのは配偶者だけ」という方が多いでしょう。
しかし、信頼している配偶者に裏切られた妻や夫の心に、その言葉は届きません。それどころか、「遊びでこの人はこれほど自分の心を傷つけられるのか」と思うこともあるでしょう。夫婦仲の修復をしたいのなら、浮気した配偶者と浮気相手にペナルティ(慰謝料)を課してください。
慰謝料は精神的な苦痛に対する賠償金ですから、離婚しなくても請求できます。「お金で解決する問題なのか?」という意見もあるでしょうが、自分が悪かったと第三者から見ても分かるように示すのは、この方法しかありません。
また、安くないお金を払うことで「浮気はもうこりごり」と配偶者に思わせることができるでしょう。
1-2.浮気相手と確実に縁を切らせる
浮気相手と別れたとうそをついてこっそり連絡を取り続けていたという方は、残念ながら少なくありません。
また、いくら「別れた」と配偶者が言っても信じられない場合もあります。疑心暗鬼が膨らめば夫婦仲の修復はうまくいきません。ですから、浮気相手と確実に縁を切らせる方法を考えましょう。
最も効果的な方法は、「再度連絡を取ったら慰謝料の増額をする」という書面の書類を作成し、浮気相手に署名なつ印してもらう方法です。これならば、再度浮気をするメリットよりデメリットの方が大きいでしょう。もちろん、配偶者にも同じ文書に署名なつ印してもらってください。
また、浮気相手がホステスなどいわゆる「玄人(くろうと)の女性」の場合は、自由になるお金を持たせなければ自然と疎遠になるでしょう。
2.浮気発覚の後に夫婦仲を修復する方法は?
では、浮気発覚後にどうやって夫婦仲を修復すればよいのでしょうか?この項では、その一例をご紹介します。
2-1.ペナルティを課したら浮気について言わない
配偶者にペナルティを課し、それを配偶者が認めたら一応の決着がついたことになります。ですから、配偶者をいつまでも責めないことも大切です。ことあるごとに「あなたがあのとき浮気をしたから」と責めると、いくら浮気をした負い目があるからといっても配偶者はつらいでしょう。家庭が居心地の悪いものとなれば、やり直したいという気持ちもどんどん失われてしまいます。
2-2.自由なお金を減らしこまめに連絡を入れる
浮気をすると、信頼は地に落ちます。いくら言葉をつくしても信頼されないでしょう。ですから、行動で示すしかないのです。一番効果的なのは、自由になるお金を減らすこと。社会人は、お金がなければ浮気できません。
また、こまめにメールをして自分が今どこにいて、何をしているかを伝えましょう。そうすれば、信頼が少しずつ回復していきます。飲み会や遊びなども極力控えてください。
2-3.肉体関係は相手が許すまで再会しない
セックスは、本来はパートナーだけと行う行為です。しかし、浮気をしたということは不倫相手とも肉体関係を持ったということ。配偶者を不潔に感じてしまう人もいるでしょう。浮気をした人は、その気持ちを十分に理解してあげてください。
今は、パートナー以外の異性と性関係がある人も珍しくはないでしょう。しかし、結婚してからでは話が別です。肉体関係を持ちたいと思うならば、相手が誘ってくれるまで待ちましょう。
2-4.配偶者を許さなければと思いこまない
配偶者が浮気相手と別れて慰謝料を払ってくれたら、浮気はこれで決着がつきました。後は自分の気持ちひとつです。しかし、「配偶者を許さなければと思うほど許せなくなる」と思ってしまう方もいるでしょう。その気持ちは、決して珍しくありません。ですから配偶者を許さなければ、と無理に思わなくてもよいのです。泣きたかったら思いきり泣きましょう。配偶者に自分の気持ちを聞いてほしければ、話し合いの機会を設けてください。
浮気をした人は、それに付き合う義務があります。ただし、前述したように感情的に何時間も責めてはダメです。一通り気持ちを吐きだしたら、徐々に「これから夫婦でどうやって生きていきたいか」という話し合いに移行していきましょう。
3.新しい夫婦の思い出を作ろう
配偶者が浮気したことで、今までの夫婦関係は壊れてしまったと言っても過言ではありません。ですから、夫婦関係を築き直すということはもう一度夫婦を最初からやり直すということです。しかも、結婚式後に幸せいっぱいからのスタートではありません。だからこそ、「この人と一緒にいてよかった」という思い出が大切なのです。すぐにとは言いませんが、ふたりの気持ちが落ち着いたら、新しい夫婦の思い出を作っていきましょう。
旅行に行くのもよいですし、共通の趣味を始めてもよいです。償い(つぐない)と叱責(しっせき)だけでは、つらい記憶が積み重なっていくだけでしょう。そうなれば、お互いの心はどんどん離れていってしまいます。
つらいことがあった分、やり直すと決めたら思いきり夫婦でよい思い出を作りましょう。子どもがいるのならば、なおさらです。
おわりに
いかがでしたか? 今回は浮気発覚した後に夫婦仲を修復する方法をご説明しました。まとめると
- 夫婦仲を修復する前に浮気の始末をしっかりとつける。
- ペナルティを課したら、浮気した配偶者をいつまでも責め続けない。
- しかし、「許さなければならない」と思いこんではいけない。
- 自由になるお金を減らし、連絡をこまめにしよう。
- 夫婦の思い出を作っていこう。
ということです。一昔前ならば、男性が浮気をしても女性ががまんするしかない家庭がたくさんありました。しかし現在は、女性も仕事を持っているケースが多いので、夫婦を無理に続けていく必要がない場合も少なくありません。だからこそ、配偶者が浮気をしても離婚しないと決めたら、ちょっとやそっとのことでは投げ出さない覚悟が必要です。
また、浮気は男性がするだけとは限りません。妻が浮気をした場合、夫は誰にも相談できずにひとり悩むケースが多いのです。そのような場合はカウンセリングに通うなど、少しでも心が軽くなるように力をつくしましょう。