1人で悩む前に!不倫相手に仕返しをするための準備と方法

ひとりの女性が「この人しかいない」と信じて結婚したのに、ある日を境に夫の様子がおかしくなっていく。何かの間違いだったらいいのですが、夫が浮気をしていることがわかってしまった……
あまりの事実に茫然となってしまい、憂鬱な気分に押し潰されそうになってしまうと思います。そんな苦痛や不安から逃れようとして「旦那の不倫相手に仕返しをしてやろう」と、自暴自棄になっては行けません。
ここでは冷静になって、合法的に浮気相手へ仕返しをする方法をご紹介します。

目次

  1. 不倫相手に効果的な仕返しとは
  2. 仕返しの前に、素性を調べる
  3. 不倫相手から慰謝料を取る方法
  4. 慰謝料を請求できる条件
  5. 仕返しをするために知っておきたいこと

1.不倫相手に効果的な仕返しとは

信じた人に不倫されると、その不倫相手に

「現場の写真を送りつけてやろう」
「映像を撮ってネットに上げれば」
「無言電話をしてやる」

など自分が受けた苦痛を、少しでも与えようと考えてしまうものです。しかし、これらの行動を取ることで、自分が犯罪者になることも少なくありません。
ここは一度冷静になり、どのような形が不倫相手に対して1番の仕返しになるか考えてみましょう。

1-1.慰謝料の請求

「私の受けた苦痛はお金では換算できない」と言われる通り、法律では感情ではなく「損害の程度」によって相手に請求する金額は変わってくるようです。
具体的に慰謝料とは婚姻生活・期間・経済状況など客観的な事実を元に決定します。そのため、「不倫相手による生活の実質的損害」が、慰謝料の基準となるようです。慰謝料を請求するとき「気持ち」ではなく、自分の「生活」を脅かされたことを強調するほうが、不倫相手にも自分の苦痛が伝わるでしょう。

1-2.警告文を送る

もし不倫相手がわかっているのであれば、その相手に対して文書での警告を行いましょう。少しでも不倫相手に自分の意見を伝えたいのであれば、こちらの方法を取ることをお勧めします。
しかし、この文章を感情的にならず自分で作成することは容易ではありません。できれば弁護士に相談した上で、

  • 事実関係
  • 関係解消の趣旨
  • 解消しない場合の法的措置の可能性

を客観的に書くのが無難です。
気を付けなければいけないのは、相手を逆上させないこと。不倫相手の性格によりますが、警告文を送ることで浮気相手が「絶対に別れてやらない」となるかもしれません。相手の性格を考えた上で、自分の立場が悪くならないよう振る舞うことが大切です。

2.仕返しの前に、素性を調べる

さきほども述べた通り、仕返しをしてやろうと感情的になってしまうと、自分の立場が危うくなるだけです。まずは、配偶者の不倫相手がどういった人物なのか調べる必要があります。ここでは探偵事務所などが、不倫相手の素性をどういった形で調べるのかご紹介していきましょう。

2-1.尾行調査

不倫している疑いのある配偶者の後を追い、実際に不倫相手と会っているのか尾行して確認する作業です。もし本当に不倫相手と疑わしい人物と接触すれば、その後どういった場所に向かったのか継続して調査し、逐一依頼者に報告します。

2-2.張り込み調査

不倫している相手がいるとわかると、次は不倫していると決定的にわかる場所にて張り込みを行います。張り込み調査で撮れた写真などは、慰謝料を請求するときの決定的な証拠として提出できるのです。

2-3.身辺調査

不倫相手がいて、実際に配偶者と不倫行為をしているのがわかったとします。しかし、その相手の名前・住所は最低限わからないと、慰謝料を請求することができません。
最近ではネット・SNS等を通じて不倫相手を特定することが簡単になっています。わからない場合は探偵事務所で不倫相手がどういった人物かを調査してもらいましょう。もし、慰謝料を請求するつもりがなく「相手がどういった人かを知りたい」という場合でも活用してみるといいでしょう。

3.不倫相手から慰謝料を取る方法

配偶者の不倫相手がどういった人物かわかっただけで、相手を許すことは難しいと思います。少しでも相手に自分の受けた苦痛をわかってもらいたい……その手段として慰謝料請求を考えたとき、どうすれば慰謝料を請求できるのか? その方法をご紹介します。

3-1.内容証明郵便による請求

不倫相手が話し合いに応じなかったり、相手の顔を見たくなかったりする場合は内容証明郵便で慰謝料を請求します。
内容証明書郵便とは

  • いつ
  • だれが
  • だれに
  • どういった内容の郵便物を出したのか

といったことを郵便局が公的な立場で証明してくれる郵便物のことです。この書面を通して不倫相手に慰謝料を請求できます。請求に応じない不倫相手に内容証明郵便は心理的プレッシャーとなりますが、考える時間を与えることにもなる場合が。さらに、相手の証拠にもなりますので虚偽・脅迫を行わないように注意しましょう。
内容証明郵便でも折り合いがつかない場合は裁判所にて「調停」を行い、その場の話し合いで話がまとまると「調停調書」が作られます。「調停調書」は裁判判決と同じ力をもつため、「調停」で決まったことを無視すれば強制執行することも可能です。

3-2.裁判による請求

不倫相手と慰謝料の金額や条件で折り合いが付かないと、法廷での裁判をすることになります。裁判になると法廷に立って不倫相手と対峙する必要性が出てくるだけでなく、時間がかかるため精神的負担も大きいです。
しかし、裁判の途中で不倫相手が和解を申し込んで来れば、その時点で慰謝料や条件を決定して終えることができます。

4.慰謝料を請求できる条件

慰謝料を請求するにも、自身の主観的な事実だけでは成立することは、まずありえません。また、法的にも請求できる条件が定められています。この項目で、自分が不倫相手に慰謝料を請求できるか確認しておきましょう。

4-1.故意・過失が不倫相手側にある場合

「故意」を言い変えると「わざと」とほぼ同じ言葉です。不倫相手が「自分が付き合っている人が結婚しているとわかっていて肉体関係を持った」場合は、この「故意」というパターンに該当します。
「過失」というのは「結婚していると気付けるはずなのに、注意力を失ってしまい悪いことをしてしまったこと」という風に言い換えられるでしょう。不倫における「過失」とは「普通なら結婚していると理解できるにも関わらず、注意をしていなかったため結婚している人と肉体関係を持った」場合を指します。
また、結婚していることは知っていたが、婚姻関係がすでに破綻していたと勘違いして肉体関係を持ってしまうケースも「過失」です。
以上の2つは不倫相手に対して慰謝料を請求できます。

4-2.不貞行為による「権利の侵害」の場合

夫婦には「平穏・円満な共同生活を送る権利」が定められているのをご存じでしょうか。不倫相手の行為により、その権利が侵害されたと判断されると慰謝料を請求できます。
これは肉体関係だけでなく、キス・デートを頻繁にしていたなど行き過ぎた交際をしていた場合でも有効となるため憶えておきましょう。

5.仕返しをするために知っておきたいこと

 配偶者に怪しい人がいるとわかったとしても、法律上で考えたとき「これってどうなの?」という微妙なラインがあると思います。ここでしっかりと、法律面から不倫の基準を確認しておきましょう。

5-1.「故意・過失」の基準

不倫相手に対して慰謝料を請求するにしても、さきほど確認した「故意・過失」の証拠がなければいけません。
「故意・過失」の判断基準は「不倫相手が婚姻関係を知っていたかどうか」が焦点となります。そのため、出会い系サイトなどで知りあった場合、お互いの素性をまったく知らないまま肉体関係を持った可能性が出てくることも。その場合、「故意・過失」が認められない可能性があるため注意が必要です。
ただし、電話・メールの記録から「故意・過失」が読み取れるものを自分で持っておけば、それらが証拠となって慰謝料を請求できる可能性が出てきます。怪しいと思ったら記録を残しておきましょう。

5-2.「権利の侵害」が認められないパターン

さきほど夫婦の権利として「平穏・円満な共同生活を送る権利」があることを確認しました。では夫婦間において共同生活がすでに破綻し、別居生活が続いていたとします。そのとき、旦那に不倫相手が現れたため、妻が不倫相手に慰謝料を請求しようとしてもそれはできません。
理由は別居状態であれば、すでに夫婦としての機能がないと判断されるからです。そのため守られるべき「権利」自体もなくなっています。結果として、妻が「権利の侵害」を主張しても慰謝料請求が認められません。
「婚姻関係が破綻しているどうか」は様々なパターンが考えられるため総合的に判断されますが、1番重要なポイントは「別居」の有無にあります。夫婦が別居していれば婚姻関係が破綻していると判断される可能性が高いです。

さいごに

ここまで「不倫相手に対する慰謝料請求の方法」を中心に、情報のご紹介をさせていただきました。さいごに、不倫相手が現れたときの対処法をまとめておきます。

  • まずは冷静になって、自分がどうしたいのか考える。
  • 本当に不倫相手がいるか調査する。
  • 不倫相手がいた場合、慰謝料や交際解除の申し出方法を考える。
  • 自分の措置を実行し、相手に条件を飲んでもらうよう行動する。

配偶者を信じることは大切ですが、むやみに信じてしまうことで自身の人生が狂わされることも多々あります。しっかりとリスクヘッジだけはしておきましょう。