浮気の調査報告書が重要視される理由は? 必要な理由と共に解説!

配偶者が浮気をしている可能性があり、真実を確かめたい。そう思ったとき、探偵業者に調査を依頼するのも1つの方法です。探偵業者は依頼された調査を行い、その結果を調査報告書にまとめます。この調査報告書は、探偵業者によって書き方が異なり、優良な報告書は裁判で証拠としても使用可能です。

今回は、浮気の調査報告書を中心に、探偵業者へ調査を依頼する方法などを解説します。

  1. 調査報告書とは何か?
  2. 浮気の調査報告書を作成する目的と重要性
  3. 調査報告書に自信のある探偵業者とは?
  4. 探偵業者に浮気調査を依頼する方法
  5. 浮気調査や調査報告書に関するよくある質問

この記事を読めば、探偵業者を選ぶコツなどもよく分かるでしょう。配偶者が浮気をしているかもしれないと悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.調査報告書とは何か?

調査報告書とは、探偵業者に調査を依頼した際に探偵業者が依頼主にあてて作成する報告書です。決まったフォーマットがあるわけではありませんが、以下のようなことが記載されています。

  • 調査をした探偵業者の名前・事務所の所在地・電話番号・届け出番号など
  • 依頼主の姓名・住所・電話番号・生年月日など
  • 調査対象の住所・氏名・生年月日など
  • 依頼された調査や調査目的
  • 調査した場所・調査した日時
  • 調査対象の行動
  • 調査結果

これを読めば、探偵がどのような調査をしたか分かることでしょう。

2.浮気の調査報告書を作成する目的と重要性

この項では、浮気調査の報告書を作成する理由や、使い道について解説します。なぜ、浮気の調査報告書が必要とされるのでしょうか?

2-1.浮気調査の報告書を作成する理由

浮気調査を探偵業者に依頼すると、探偵業者は調査結果を口頭でも依頼主に報告してくれます。場合によっては、写真や動画を渡してくれることもあるでしょう。依頼主が真実を知ることができればよいという場合は、これでも十分です。しかし、浮気の場合は確実な証拠をつかむことができたら、それをもとに慰謝料の請求や離婚の交渉などを行います。つまり、第三者にも配偶者が浮気をした、という事実を知ってもらうことが必要です。浮気調査の報告書はそのために必要になります。

2-2.裁判の証拠にもなる

慰謝料の請求や離婚の条件は、当事者同士の話し合いで決着がつくこともありますが、納得ができない場合は裁判になります。裁判では、浮気の証拠を提出して自分の主張の正しさを証明することも可能です。浮気調査の報告書は裁判の証拠としてもよく利用されます。

2-3.優良な調査報告書の特徴

前述したように、浮気調査の報告書に決まった書式や記述しなければならない項目などはありません。業者によって報告書の内容や書き方は異なります。業者によっては、報告動画を作成してくれるところもあるでしょう。優良な調査報告書の特徴は、以下のようなものです。

  • 文章が読みやすく簡潔である
  • 浮気の証拠が誰にでもわかる形で記載されている(ラブホテルに出入りする写真など)
  • 文書だけでなく、写真も使われている
  • 内容に矛盾がない

つまり、第三者が読んで分かりやすく、納得できる内容の報告書であることが大切です。

3.調査報告書に自信のある探偵業者とは?

現在、多くの探偵業者がホームページを開設しています。作成している調査報告書に自信がある業者は、「このような報告書を作成します」という実例を紹介していることも珍しくありません。また、依頼主の要望に合わせて、「簡易的な調査報告書は無料、詳細な報告書は有料」というところもあります。前述したように、浮気調査の報告書があれば裁判になったときや、離婚・慰謝料の交渉を進めるのに有利になるため、査報告書を的確に作成してくれる探偵業者に依頼しましょう。

4.探偵業者に浮気調査を依頼する方法

この項では、探偵業者に浮気調査を依頼するメリットや、方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。

4-1.浮気調査を依頼するメリット

配偶者が浮気をした場合、浮気をされた人は配偶者や浮気相手に慰謝料を請求したり、離婚を申し出ることができます。しかし、浮気を素直に認める人はごくわずかでしょう。浮気をしていたことを認めさせるには、証拠が必要です。浮気の証拠は、ふたりで利用したホテルのレシートや、メールやSNSの記録などたくさんあります。最も確実で裁判の証拠になるのは、ラブホテルに出入りしている写真です。民法では、浮気は既婚者が既婚者であることを知っている人と肉体関係を結んだこと、と定義しています。ふたりで宿泊施設に入った段階で、肉体関係があったと認められるのです。ただし、レストランなどを備えたシティホテルの場合は、個室に出入りする写真が必要になります。また、複数回宿泊施設に出入りしていることを証明しなければなりません。素人では、なかなかそんな写真を手に入れることは難しいでしょう。一方、探偵に依頼すれば、技術を持ったプロが証拠を押さえてくれます。

4-2.探偵業者の選び方

インターネットやイエローページを利用すれば、手軽に近くにある業者を探すことが可能です。ただし、探偵業者の中には質が悪いところもあるため、ホームページに「探偵業の届け出」番号が記載されているかどうか真っ先に確認しましょう。これは探偵業を開業する際、最寄りの警察署に届出を出してはじめてもらえるものです。優良な探偵業者ならば、信頼の証拠として必ずホームページに記載しており、事務所にも見やすい場所に掲げてあります。これがない業者は、悪徳業者の可能性もあるでしょう。また、相談を申し込んだ際、事務所以外の場所を指定する業者には、依頼しないほうがいいですね。優良な業者なら、依頼主が望まない限り、事務所で相談を受けます。

4-3.料金相場など

探偵業者の費用相場は、1週間で20万円前後です。安くはありませんが、カード払いや分割払いも受けつけてくれる業者もあります。調査日数がかさむほど費用もかかるので、依頼主があらかじめ「配偶者は、いつ、どのあたりで浮気をしていそうだ」ということを調べておくと調査日数が短縮できるでしょう。浮気相手と買い物したと思われるレシートや、カーナビの走行記録・ホテルのポイントカードなど、自分で集められる浮気の証拠は、可能な限り集めておくことが大切です。

5.浮気調査や調査報告書に関するよくある質問

Q.浮気調査の報告書は、自分で「こんな風に作ってください」と依頼することはできますか?
A.探偵業者によって対応が異なるので、まずは相談してみましょう。

Q.浮気調査報告書の信頼性を高めるには、どうしたらいいですか?
A.日付入りの写真やマップ、調査対象の行動記録などを記載してもらいましょう。

Q.写真がない報告書は信用できませんか?
A.別で写真を渡してもらい、セットで利用すれば大丈夫です。写真がまったくない報告書は信用できません。

Q.浮気調査の目をかいくぐって浮気をすることはできますか?
A.探偵や刑事でもない限り、ほぼ不可能です。

Q.浮気調査は自分で事前調査をしていなくても依頼できるでしょうか?
A.可能ですが、費用がかさむことが考えられます。

おわりに

今回は浮気調査の報告書が必要な理由や、浮気調査を探偵業者に利用する方法などを紹介しました。浮気をした配偶者や浮気相手と交渉するためには、調査報告書が強力な武器になります。ぜひ、的確な報告書を作成する業者に依頼をしましょう。